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ドローン関連行事が全国各地で活発

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ドローン関連行事が全国各地で活発



 国土交通省は、測量の意義と重要性に対する国民の理解と関心を一層高めるとともに、地図や空間情報のさらなる利活用の促進を目的として、関係省庁や各関係団体などとともに、6月3日の「測量の日」にあわせて今年も全国各地で多彩な関連行事を計画している。

「測量の日」当日は、茨城県つくば市の国土地理院で測量・地図についての普及・啓発に顕著な功績のあった人に対し、国土地理院長が感謝状を贈呈する。

岩井哲広島工業大学副学長・同大学工学部建築工学科教授をはじめ、一般社団法人 沖縄県測量建設コンサルタンツ協会、日本放送協会(NHK)ブラタモリ制作スタッフの3者に功労者感謝状を贈るもの。時間は当日午前11時から。

8日は、東京千代田区大手町の日経ホールで第45回国土地理院報告会」(事前登録制・無料)を開催。

河田惠昭(関西大学社会安全研究センター長、人と防災未来センター長)の特別講演「国難災害を迎撃できるか?」を挟んで、くらしを守る−被害を最小限とする社会を築く−をテーマに国土地理院の取り組みを報告する。

山本健一総務部長による「国土地理院の広報リーディング・プロジェクト」ほか、地理教育の支援に向けた取組、石岡測地観測局が完成−石岡が世界の中の日本の位置を決めます−、電子基準点で国土を測る −さらに役立つ位置情報インフラを目指して−、地理空間情報の活用推進のための国・地方公共団体等との連携に関する取組について、住民1人1人の災害リスクへの理解向上に向けた取組−重ねるハザードマップ−、液状化リスク評価のための地形・地盤分類情報の効率的整備手法の開発、国土地理院によるUAVの取組と最新動向、公共測量作業規程の準則の一部改正といった9演題を予定。

7月3日は、特別企画〜遊んで学んで地図と測量の世界2016〜(無料)が、つくば市の地図と測量の科学館で開かれる。国土地理院が提供している様々な地理空間情報をわかりやすく紹介するとともに、子どもから大人まで楽しみながら地図と測量に関する体験ができる内容。詳細は、随時国土地理院ホームページに掲載。

中国地方では「測量の日」中国地区連絡協議会が、6月21日に第21回中国地区測量技術講演会を広島市で開催。布施孝志東京大学大学院工学系研究科准教授が計測・分析技術の進展による地理空間情報活用の展開の特別講演を行うほか3演題の技術講演を予定している。



 



日本測量協会 第2回測量・地理空間情報イノベーション大会




日測協、最新の「測量・地理空間情報」提供

日本測量協会(日測協、矢口彰会長)は、第2回「測量・地理空間情報イノベーション大会」を6月14日・15日の両日、東京大学伊藤国際学術研究センター(東京都文京区)で開催する。測量と地理空間情報の技術者、営業担当者、経営者などのビジネスパーソンが集い、UAV(無人航空機)による3次元計測の最前線など注目技術の動向を学ぶとともに、「技術」と「ビジネス」双方の視点から地理空間情報高度利用社会の実現に向けた測量技術者の方向性を考える。

大会では、これまで企業や大学などで新技術の研究開発やビジネスをけん引してきた会員らが、UAV、MMS(モービルマッピングシステム)、航空レーザ、地上レーザ、高分解能衛星画像、GNSS(全地球航法衛星システム)などの最新技術の研究・開発状況や、すでに製品・サービス化された新技術などの市場への浸透状況などについて発表。

さらに専門紙の記者をはじめとした外部の目を通して、これからの測量技術者の“あるべき姿”や人材育成の在り方などを探る。

参加は会員、非会員を問わず無料。日測協ホームページの事前予約ページから参加を申し込める。東京会場の様子は全国9つの会場(札幌・仙台・富山・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇)にもWEBで中継し、リアルタイムで最新情報を共有できるようにする。






都内の行事




ドローンの操作を体験



新宿駅西口で「くらしと測量・地図」展始まる



測量の日東京地区実行委員会による「くらしと測量・地図」展が始まった。ドローン操作体験や測量機器を使った距離当てゲーム、地図展示などのコーナーを用意。新宿駅西口広場で6月10日まで。






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神奈川県測量設計業協会が設立40周年



神奈川県測量設計業協会が設立40周年



 神奈川県測量設計業協会(神測協)は5月17日、黒岩祐治神奈川県知事をはじめ協会顧問の国会議員、神奈川県議会議員らを招き、協会設立40周年記念式典・祝賀会を横浜市内で開いた。1977年10月15日に「神奈川県測量業協会」として設立し、2017年で40周年を迎える。当該年度は神測協が全国測量設計業協会連合会(全測連)関東地区協議会・地方県会議の開催県となることが決まっており、大きなイベントが重なるため、記念式典を1年早めて実施した。測量の日に当たり、神測協の永井博記会長に、測量を取り巻く現状と今後の協会の取り組みについて聞いた。



測量を取り巻く現状、今後の取り組み

〜若手にとって魅力ある職場づくりを〜




■技術革新への対応が課題

「この10年間で測量設計技術は、高度の情報化社会への進化に伴い、それに対応するため急速な技術革新が行われた。1997年には地理空間情報活用推進基本法が制定され、GISのステップアップが一段と進むようになった。さらに、GNSS(GPS)測量、MMS、レーザースキャナー搭載のUAV(ドローン)による3次元測量、それらのデータから3次元モデルを作成し、一連の生産システム効率化・高度化を図ろうとするi-コンストラクションなど、われわれ測量設計業にかかわる技術・機器の進展はすさまじく、協会として会員への技術支援などを含め、いかに対応していくかが大きなテーマとなる」



■事業量の確保などに努力

「深刻となっている担い手確保について、協会では県内小学校への出前講座、県内工業高校教諭や生徒への測量設計技術の指導、講習などを行い、測量業に目を向けてもらうよう努めている。また、若者にとって、魅力ある職場とするためには、やはり待遇改善が必須だ。そのため、技術者単価の増額、会員企業の事業量の確保や、最低制限価格の引き上げなどの実現に向け、努力を続けていかなければならない」



■研修など通じてレベルアップ

「今後は、激しく動く社会情勢や、目覚ましく進歩する測量設計の技術革新に対応していく必要がある。研修会、講演会のさらなる充実により、会員企業やその社員のレベルアップを目指し、社会的使命に応えるべく、なお一層の努力をしていきたい」



 



静岡県下の行事




静測協森町の三倉小学校で出前授業



静岡県測量設計業協会 森町の三倉小学校で出前授業



静岡県測量設計業協会(杉山博会長)は6月27日、森町立三倉小学校で地図と測量の出前授業を行った。同協会が電子基準点を設置している学校を対象に行っているもの。3〜6年生の10人が参加した。

児童を前に同協会西部支部の藤山義修支部長は「電子基準点や地図記号の勉強、測量体験などを予定している。楽しんで受けてほしい」と話した。

授業では、国土地理院中部地方測量部の諏訪部順次長らが地図記号などの問題を出したほか、児童が歩いた距離を測量機を使って自分で測る体験をした。




「地図って、面白い」






静岡コンサルタントが中郷中の職場体験学習に協力



静岡コンサルタントが中郷中の職場体験学習に協力



静岡コンサルタント(三島市、森崎祐治社長)は11・12・13日の3日間、函南町立函南中学校の生徒2人を受け入れて、職場体験学習を行った=写真。



函南中の2年生2人は、名刺交換やあいさつをはじめとする社会人のマナーについて説明を受けた後、同社が測量設計に携わった市内外の現場を見学。また、CADや測量の体験実習なども行った。

生徒の一人は、「CADでイラストを描く作業が楽しかった。将来、設計に関わる仕事をしてみたい」と話した。 



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恒例の地図教室を開催

「測量の日」中部地区連絡協議会は、「測量の日」の関連事業として、2016年度も静岡県内の小学4年生以上を対象に「地図教室」を開く。

開催する小学校は、三島市立中郷小学校、吉田町立中央小学校、浜松市立与進小学校、島田市立六合東小学校を予定。計約470人の児童を対象に実施する方針。

内容は地図の読み方、使い方などの講話、歩測や測量機器を使用した測量体験を通じて測量の重要性について理解を深めてもらう。指導には、静岡県測量設計業協会(杉山博会長)や、国土地理院の職員が当たる。



 







愛知では「測量体験」




測量体験の生徒ら



測量体験の生徒ら測量体験の生徒ら



東海興業(豊橋市、河合信幸社長)は6月22日、国土交通省設楽ダム工事事務所が発注した「町道町浦シウキ線」の現場で、愛知県立田口高校林業科の生徒を対象に測量体験と現場見学会を行った。



測量体験には授業で測量を選択する13人が参加した。3Dスキャナーを用いた測量の見学や、自動追尾トータルステーションを体験したほか、3Dスキャナーで観測した成果品の処理状況を見学した。

田口高校から近くに工事現場があり、工期も終わりに近づいていることから、高校生に現場で使用した測量機器に触れる機会を、東海興業らが設けた。

当日は、国土交通省設楽ダム工事事務所の小松重成建設専門官、測量機器のサポートでシーティーエス(長野県上田市)らが参加した。








岐阜では「測量の日」記念行事




測量の日記念行事



 



「測量の日」の中部地区記念行事が3日、岐阜市のじゅうろくプラザを会場に開かれた。「測量の日」中部地区連絡協議会や国土交通省国土地理院中部地方測量部、岐阜県測量設計業協会などが主催した。

ドローンや最新測量機器・技術が展示された会場では、昨年の第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会の測量部門で優勝した岐阜県立岐南工業高校を表彰したほか、JR東海の須田寛相談役による「道路と観光」、岐阜大学の杉戸真太副学長による「迫り来る南海トラフ巨大地震」の講演が行われた。



 



光波測距儀に興味津々



小学生が興味津々 岐測協の地図・測量教室



岐阜県測量設計業協会(浅野芳宏会長)は7月11日、測量の日の関連行事として関市立洞戸小学校で「地図教室と測量体験学習」を開いた=写真。5・6年生の児童33人と興戸度浩道校長ら先生5人が参加した。



運動場で行った測量体験学習では、歩測に挑戦したり光波測距儀を使って自分が投げたボールまでの正確な距離を測ったほか、3次元測量などに使うドローンを実際に飛ばすところや撮影した映像を見学した。

また地図教室では、国土地理院中部地方測量部の諏訪部順次長が地図記号の読み方や地図の作成の仕方について分かりやすく説明した。








大阪では測量記念フェア2016




測量記念フェア2016




 「一人でも多くの人が地図に親しみ、測量の重要性が理解されるように」―。国土地理院近畿地方測量部、大阪府測量設計業協会、大阪土地家屋調査士会主催による「測量の日」記念フェア2016(第20回近畿地方測量技術発表会)が6月7日に大阪市内で開かれた。パネル展や測量機器・システム展、測量技術発表会が行われ、多数の来場者でにぎわった。



 


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香川県下の行事




最近の測量情勢について 四推協が講演会



最近の測量情勢について 四推協が講演会



「測量の日」四国地区推進協議会(会長−石橋良啓国土交通省四国地方整備局長)は19日、全国測量設計業協会連合会四国地区協議会と共催で、第28回「測量の日」記念講演会を徳島市内で開催し、約100人が参加した。

石橋会長はあいさつで「測量は、国民の生活に密接に関わっている。測量の意義や重要性を広く知ってもらうよう事業を推進したい」と語った。

講演では「最近の測量情勢について」をテーマに越智繁雄国土交通省国土地理院長(写真)が、i-Constructionを進めるための視点、新基準の導入、ICT土工に必要な企業の設備投資に関する支援などのほか、熊本地震への対応などについて解説した。



 


歩測を体験する児童



香川県測量設計業協会が測量学習



香川県測量設計業協会(武内和俊会長)は5月27日、歩測などの測量体験学習を三豊市の大見小学校で行った。

6月3日の「測量の日」を前に、測量と地図をはじめとする地理空間情報の役割と大切さを理解してもらおうと毎年、県内の小学校などで行っている行事。

当日は大見小学校4年生21人が参加。国土地理院四国地方測量部測量課長の藤井稔氏が「地図と地図記号の学習」について講義。その後、体育館に移動して歩測による測量体験をした。

体験学習を終え、細谷幸弘副会長は「伊能忠敬は歩測で距離を測り日本地図を作った。歩測を体験することで昔の測量がどういうものだったか分かったと思う。少しでも測量に興味を持ってもらえれば」と話した。



 


高校生対象建設現場等体験会(測量体験)



香川県が高校生対象建設現場等体験会



建設業に対する理解や関心を持ってもらおうと、香川県は7月7日、高松市塩江町安原上東の椛川ダム建設現場で高校生を対象とした建設現場等体験会を開催した(写真)。担い手確保のための建設業の魅力発信や、若年の建設労働者の育成を図る職業訓練、資格取得支援を通じて県内の若年建設労働者の確保・育成を進める「建設業担い手確保・育成事業」の一環。県立多度津高校土木科1年生35人と同校教諭ら約40人が参加。生徒らは測量体験や現場の若手技術者と意見交換し、「ものづくりの喜びや達成感が味わえる」として建設業の醍醐味(だいごみ)や魅力を肌で感じた。

建設現場等体験会では生徒らが県が進める椛川ダム工事現場説明の後、右岸上流広場で工事を見学。その後4班に分かれて測量機器などに直接触れ、高さ、距離、角度などを測る操作方法や、大規模な工事の基礎となる測量技術を現場の技術者から学んだ。



 


測量実習のもよう



四国地区推進協議会が多度津高で測量地図学習会



「測量の日」四国地区推進協議会は6月7日、測量の日関連行事として多度津高校の土木科2年生34人を対象に測量・地図学習会を行った。

当日は国土交通省国土地理院四国地方測量部測量課技術専門員の宮本歩氏が「地理空間情報の作成と活用」を講義。

引き続き校内のグラウンドに移動。生徒たちは6班に分かれ測量実習を行った。香川県測量設計業協会(武内和俊会長)の協会員2人が指導員として各班に付き添いGNSS測量機(VRS方式)の設置や操作、測設観測を実践。受信アンテナとコントローラーを移動させながら事前に設置した隠し点を探し出す一連の作業を体験した。

実習を終え生徒は「教え方もすごく分かりやすく最新の機材を使えるなど貴重な体験ができた」と感想。武内会長は「精度の高い測量を体験してもらった。われわれの業界に興味を持ってもらえたのでは」と話した。



 



四国地区推進協議会が測量・地図学習会



地図学習会の様子



愛媛県立上浮穴高校で測量・地図学習会



「測量の日」四国地区推進協議会主催による2016年度測量・地図学習会が6月1日、愛媛県立上浮穴高校(森田桂子校長)で行われ、森林環境科2年生の生徒16人が測量・地図について学んだ。

この取り組みには、愛媛県測量設計業協会が協力、当日は協会会員である南海測量設計(松山市)の若手社員ら10人が実習講師として参加した。

学習会では、国土地理院四国地方測量部の木村佳織氏が測量・地図について説明した後、構内の敷地へ移動し、測量機器の据え付け、観測を行った。生徒はGNSSなど衛星測位システムによる最新の測量技術に触れ、貴重な体験となった。



 


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