建設業の女性活躍推進でフォーラム 日建連
2014/2/26
日本建設業連合会(日建連)は25日、東京・日本橋茅場町の東京証券会館ホールに会員企業の役員らを集めて「女性活躍推進フォーラム」を開いた。他産業に比べ出遅れている建設業で女性の活躍を推進する機運を高めるのが目的。企業研修などを手掛けるウーマックスの竹之内幸子社長が「女性が働きやすい職場とは」をテーマに講演したほか、会員企業の女性職員5人がパネルディスカッションを行った。
講演でウーマックスの竹之内社長は、女性が指導的地位に占める割合を2020年までに30%程度とする政府の目標や労働人口の減少、企業の業績などを関連付けながら、女性の活躍によって▽作業の見直し・効率化▽優秀な人材の確保▽社内コミュニケーションの活性化▽誰もが働きやすい職場―につながると説いた。
また、パネルディスカッションには▽村上麻優子氏(鹿島)▽澤田葉月氏(清水建設)▽龍尊子氏(大成建設)▽森田慧氏(戸田建設)▽堀川真加氏(前田建設工業)―が参加した。
日建連の辻野直史職場環境部会長は「建設業での女性の活躍が単に労働力の一翼を担うことにとどまらず、多様な人材による多様な働き方という新しい概念を吹き込むきっかけになればいい」と述べ、女性の活躍を通じた建設業の職場環境改善の必要性を訴えた。
日建連は今月まとまった建設業の女性技能労働者の活用に関する中間報告で、当面実施すべき取り組み事項として▽環境整備マニュアルの作成▽現場で安心して使えるトイレの整備▽女性主体の施工チームの設置―などを挙げている。
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