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■ 【愛知】乙川圏域河川整備計画変更素案まとまる(12/1)
■ 県建設部は、乙川圏域の河川整備計画の一部変更素案の中で、河川整備の概要を示した。今回の見直しで、乙川だけでなく伊賀川や竜泉寺川の各支川の整備も盛り込んでおり、両支川とも河道の拡幅や橋梁の改築も進める計画だ。乙川でも約70万立方bの遊水地の整備を計画している。
現行の乙川河川整備計画で位置付けていた乙川支川男川への男川ダム建設が、同ダムを水道水源としていた額田町が岡崎市と合併し、同ダムからの利水撤退を決めたことを踏まえ、河川整備計画流域委員会で見直しを進めているもの。
整備計画の素案では、洪水による災害発生防止・軽減の目標として、乙川で「戦後最大の1971年洪水規模の災害防止」、伊賀川・竜泉寺川で「概ね5年に1回規模の降雨による洪水を安全に流下」を掲げた。
河川の工事施工区間は、@乙川−吹矢橋〜男川合流点までの9・2`A伊賀川−乙川合流点〜神明橋付近までの3・8`B竜泉寺川−三河橋付近から上流へ400b。
このうち乙川は、高水敷掘削、築堤、河床掘削、橋梁改築などを進めるとともに、山綱川合流点下流左岸に約70万立方b、17・2fの遊水地を整備する計画だ。遊水地は、地域の要望などを反映しながらグラウンドをはじめとした親水空間だけでなく、ビオトープなどの自然環境にも配慮したものにする計画で、整備に当たっては、都市計画手続きにより進める考えだ。
環境面の整備では、現存する瀬・淵や多様な水際部を極力保全するとともに、自然植生のエノキ林を優先的に保全。また、▽竹林からエノキ林への再生▽魚類の縦断的な移動の配慮▽地元が検討中の「せせらぎ回廊構想」との連携−なども進めていく方針。
竜泉寺川は、河道の拡幅、護岸整備、河床掘削、橋梁改築を、動植物への配慮や良好な景観・親水空間の維持・形成を図りながら進める。伊賀川も、同様な整備とともに、築堤を実施。さらに桜並木の保全や、乙川と合流する岡崎公園付近について、「史跡岡崎城跡整備基本計画」との連携を進める。竜泉寺川でも岡崎蓑川南部土地区画整理事業とも連携する。
県では、流域委員会の意見を踏まえて修正した整備計画素案に対する流域住民へのアンケートを実施し、年度内には整備計画の原案をまとめたい考えだ。
(2006/12/01)