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■ 【愛知】県企業庁は排水処理をPFIで事業化へ(11/18)
■ 愛知県企業庁は、豊田浄水場など三河地域の6浄水場で、排水処理業務のPFI事業化を検討しており、事業化にあたっての実施方針を明らかにした。事業者の選定は、価格と運営内容などを総合評価する「総合評価一般競争入札」を予定。同庁では、事業者などから出された質問や意見を踏まえ、同事業をPFIで行うことが効率的、効果的と評価されれば、2010年1月ごろに特定事業として選定し、公表する予定だ。
このPFI事業は、三河地域の水道、工業用水道の6浄水場で汚泥の脱水処理から、脱水で生じる脱水ケーキの処分まで一連の工程を事業の対象範囲とする。業務内容は▽脱水機の増設、更新▽脱水機棟耐震補強▽脱水機の運転、維持管理▽天白乾燥床汚泥の掻き出し▽脱水ケーキの再生利用(園芸土などへの有効利用、路盤改良材などへの再生利用)―など。
事業類型は、県が事業者へ汚泥の処理にかかるサービス購入料を支払う「サービス購入型」を採用。事業方式は、事業者が施設を建設した後に、所有権を県に移転して運営、維持管理する「BTO(ビルド・トランスファー・オペレート)方式」となる。事業期間は11年4月から31年3月までの20年間。
今後の計画は、11月25日に実施方針などに関する説明会を行い、25日〜12月1日に事業者などからの質問を受け付ける。12月22日に質問や回答を公表し、10年1月ごろに特定事業の選定を公表する。2月〜7月に入札説明書の公表、事業者の募集を行い、7月〜10月に事業者提案を審査し、決定する。その後、11年2月ごろまでに事業契約を締結し、事業化の準備に着手する。
同庁では、県営浄水場の排水処理施設(浄水場の水処理過程で取り出された濁り成分を濃縮したうえ、脱水機などで水分を取り除き、固形の土として場外へ搬出するための施設)で、脱水機などを用いて水分を取り除き、発生した土を搬出するまでの一連の工程をPFI法に基づく事業で進めている。搬出に際しては、園芸業者へ販売するなど有効活用を図る。
今回の事業の名称は「豊田浄水場始め6浄水場排水処理施設整備・運営事業」。対象となるのは豊田、幸田、安城、豊橋、豊川、豊橋南部の各浄水場。06年度に「知多浄水場始め4浄水場排水処理施設整備・運営事業」として愛知用水地域の知多、高蔵寺、尾張東部、上野の各浄水場でPFI事業が開始されて以来、これが2例目となる。三河地域のPFI事業化は11年度を予定。
また、同庁では将来的に「犬山」「尾張西部」の2浄水場で、3例目となるPFI事業化を計画している。
同庁は、民間事業者の選定にあたり、公平性、透明性、客観性を確保するため、外部の学識経験者と県職員で構成する「愛知県営浄水場排水処理施設PFI事業者選定委員会」を設置し、10月21日に1回目の委員会を開催した。実施方針は同庁水道事業課のホームページで11月20日まで閲覧できる。
(2009/11/18)