固まる簡易舗装材 カタマSP(登録商標取得)
<概要>
「カタマSP」は、鉄鋼スラグ特有の潜在水硬性(水と反応して自ら固まる性質)により、通常のバラス舗装施工を行うのみで、表面から固化が進行し強度が発現します。
散水と転圧で固まるため、従来の土系舗装に比べ工期短縮、コスト低減、防草効果が期待できます。
また、固化した路盤により降雨による路盤の洗掘や崩壊、車両通行による轍掘れの抵抗性が高くなり、維持補修などのランニングコストも低減できます。
駐車場、公園の遊歩道、河川護岸天端の管理用道路や林道等の比較的車両交通量の少ない道路の舗装、幹線道路(中央分離帯等)、遊休地などの維持補修や草刈りの負担を軽減したい箇所に効果を発揮します。
<固まるメカニズム>
カタマSPは、高炉水砕スラグが製鋼スラグのアルカリ刺激を受け、シリカ(Si)、アルミニウム(Al)が水分に溶け出し、製鋼スラグから溶け出すカルシウム(Ca)とポゾラン反応を起こして石灰シリカアルミナ(CaO-Al2O3-SiO2-nH2O)系水和物を生成して、粒子間隙を繋いで行くと同時に粒子間空隙を充填して固結します。
また、水中の過剰なCaイオンが空気中あるいは水中の炭酸イオンと反応して、炭酸カルシウム(CaCO3)も同時に生成し固まります。
<施工方法>
施工は、カタマSPを布設した後に散水と転圧を行い、1週間程度の養生で完了となります。
具体的には、@材料の敷き均し⇒A散水(人力等による散水)⇒B転圧(最大乾燥密度93%以上)⇒C養生(転圧完了後1週間程度)といった簡単な施工手順で完成となります。
<施工事例>
<問い合わせ先>
新日鐵住金株式会社 本社スラグ・セメント事業推進部
〒100−8071 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
пF03(6867)6199 fax:03(6867)3586
HPアドレス:http://www.nssmc.com/product/slag/index.html
室蘭製鉄所 工程業務部 購買室
〒050-8550 北海道室蘭市仲町12 пF0143-47-2276
鹿島製鉄所 環境・エネルギー部 環境・リサイクル室
〒314-0014 茨城県鹿嶋市光3 пF0299-84-2912
君津製鉄所 資源エネルギー部 スラグ営業室
〒299-1141 千葉県君津市君津1 пF0439-50-2029
名古屋製鉄所 エネルギー・資源化推進部 スラグ室
〒476-8686 愛知県東海市東海町5-3 пF052-603-7117
和歌山製鉄所 環境・エネルギー部 リサイクル技術室
〒640-8555 和歌山県和歌山市湊1850 пF073-454-4119
広畑製鉄所 工程業務部 購買室
〒671-1188 兵庫県姫路市広畑区富士町1 пF079-236-1627
小倉製鉄所 設備部 環境リサイクル室
〒802-8686 福岡県北九州市小倉北区許斐町1 пF093-561-8015
八幡製鉄所 生産技術部 スラグ・資源化企画推進室
〒804-8501 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1-1 пF093-827-6132
大分製鉄所 工程業務部 スラグ営業室
〒870-0092 大分県大分市大字西ノ洲1 пF097-553-2297
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