建物にかかる地震力を制振ダンパーで減衰することにより建物の耐震性を確保。増幅機構付とすることで通常の耐震ブレースと比べ補強箇所数は大幅に低減され、執務室への影響を最小限に抑えるとともに、工期を短縮。また、ブレースは景観への影響を配慮して室内に設置。
ポリエステル繊維シートをコンクリートの壁や柱に貼り付けることで部材のせん断耐力を向上させるとともに、補強後も室内空間 をほぼ従来通りに確保。
- 発注者
国土交通省中部地方整備局営繕部 - 工事名称
H25名古屋国税総合庁舎耐震改修工事 - 住所
愛知県名古屋市中区三の丸3丁目3-2 - 建物名称
名古屋国税総合庁舎 - 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下8階、地上2階 - 敷地面積
7,002u - 延べ面積
17,485u - 耐震安全性の分類
構造体:V類/建築非構造部材:B類/建築設備:乙類 - 改修目的
構造体V類の耐震安全性を確保し、大地震時の人命確保、
長期耐用性に寄与するために耐震安全性を強化、
また耐震改修に合わせて発電設備の老朽化及び
発電機負荷の見直しにより発電設備を更新。 - 工期
平成26年2月27日〜平成27年6月30日 - 設計
株式会社ニュージェック - 施工
東洋建設株式会社 - 制震ダンパー・SRF工事
株式会社コンステック - 解体工事(耐火被覆除去
常盤工業株式会社