紀北町が紀勢自動車道の新道瀬トンネルと始神トンネル間の紀北パーキングエリア(PA)内に整備を進めてきた紀勢自動車道地域振興施設が、6月28日にオープン。紀北町産の尾鷲ひのきを使用した木造2階建てで、施工は平野組(紀北町)が担当した。災害時には一時避難所や広域応援支援の拠点となり、平常時は地域の物産販売や飲食、情報発信などにより紀北町の魅力をPRする。愛称の「始神(はじかみ)テラス」は、紀北町がイメージでき、親しみやすく、かつ覚えやすいものとして、応募総数326件の中から選ばれた。紀勢自動車道の奥伊勢PAから尾鷲北インターチェンジまでの約48`間には休憩施設がないため、安全性や利便性向上のために設置する、上下線一体型の紀北PAの供用開始に合わせてオープンした。
このたび、紀勢自動車道紀北パーキングエリア内に地域振興施設(愛称:始(はじ)神(かみ)テラス)が、6月28日(日)にオープンの運びとなりました。
紀伊長島ICと海山ICとの中間に位置するこの施設は、大きな災害時には、一時避難場所及び広域援助隊の基地として、万が一、庁舎が著しく被災した場合は、災害復旧の拠点施設となります。平時には、アンテナショップとして紀北町の魅力ある物産や食の販売等を行うとともに、休日には観光案内人を配置し、熊野古道や銚子川など歴史・自然の魅力や地域のイベント情報等の発信を行い、まちなかへ誘導するための中核施設として、観光振興や地域の活性化に活かしてまいります。
- 工事名
紀勢自動車道地域振興施設建設工事 - 工事場所
紀北町紀伊長島区三浦600番地 - 構造・規模
本体棟/木造2階建て、延床面積986.97平方b - 施設内容
1階/物販・情報エリア飲食エリア、交流広場
2階/多目的室、防災倉庫、事務所 - 工期
平成26年8月8日〜平成27年3月20日 - 発注者
紀北町 - 施工者
株式会社平野組 - 設計者
株式会社東畑建築事務所