江南中学校は、東側に県立浜松特別支援学校、北側に県立浜松江之島高校が隣接するなど教育環境が整った地域に位置する他、遠州灘が近く自然環境にも恵まれる。しかし、校舎棟は築後38年が経過し老朽化や塩害が進んでいたため、2015年6月から大規模改造工事に着手した。改造工事では外装・内装補修、LED照明を設置した他、壁や家具などに市産の木材を使用。省エネと環境に配慮しながら工事を進め、このほど無事完成の運びとなった。
浜松市長 鈴木康友
江南中学校の校舎棟は、建築後38年を経過し、建物の老朽化や塩害による劣化が顕著になったことから、2015年6月から大規模改造工事を進め、この度、竣工を迎えることができました。
本工事の施工に際し、地域の皆さまをはじめ、関係の皆さま方から多大なご理解とご協力を賜りましたことを深く感謝申し上げます。
今回新装しました校舎は、ひび割れや欠損がみられた外壁の補修、天井や床の張替えによる長寿命化を図ったほか、強化ガラスの設置やLED照明の採用による省エネルギー化を実施するなど、安全性の確保と環境に配慮しました。また、壁や家具等の内装改修、木製受水槽の設置については浜松市産材を使用し、温かみを感じる仕上げになっており、新校舎に引けをとらない明るい校舎に生まれ変わりました。
今後も、新築校舎が未来の浜松を担う子どもたちにとって、心豊かで健やかな人間形成の場となることを心から祈念申し上げます。