西条市は、2015年度を次のステージへと進む「ステップの年」と位置付けている。魅力と活気に満ち溢れた「最上のまち西条」の実現を目指し、市民総参加のまちづくりを基本姿勢としながら山積する課題に向き合い、積極的な市政運営に取り組んでいく。予算編成では厳しい財政環境の中、学校教育の充実に関する経費をはじめ、子育て環境や福祉の充実など、緊急かつ懸案の重要施策を展開していく。
▼新泉町団地・新御手洗団地整備
公営住宅等長寿命化事業の一環で(仮称)新泉町団地と(仮称)新御手洗団地を整備する。15年度には基本設計を大建設計工務(松山市)、建設戸数・型別配分計画解析を新企画設計(松山市)で進めており、16〜21年度に実施設計を行い、18〜23年度に整備する方針。計画では、新泉町団地は4棟構成で全139戸、新御手洗団地は2棟構成で全54戸。構造は鉄筋コンクリート造を想定しており、集会所や自転車置き場なども併せて整備する。建設地は新泉町団地が大町276-2ほか、新御手洗団地が小松町南川甲162ほか。
▼教育施設整備
耐震強度不足が判明している西条北中学校と西条南中学校の体育館を改築する。西条北中学校は16年度に改築し、17年度に既存施設を解体する。西条南中学校は16年度に既存施設を解体し、17年度に改築する。西条北中学校の新施設は階数は未定だが鉄筋コンクリート造と木造の混構造で延べ床面積約1600平方bを想定。施設にはアリーナや卓球場、倉庫などを設ける方針。解体する既存施設は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋924平方b。設計は新企画設計(松山市)が担当。場所は朔日市400-1。西条南中学校の新施設は木造を想定しているが、階数や延べ床面積は協議中。耐震強度不足が判明している技術室棟と一体化した施設となる。解体する既存施設は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋925平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。場所は大町1120。
また、将来的には西条西中学校の体育館や東予中学校の技術室棟を改築する計画がある。現段階では実施年度や規模などの詳細は未定。
このほか、丹原小学校、神戸小学校、飯岡小学校の校舎を大規模改修する。15年度に設計を行い、16年度に整備する計画。改修概要は、劣化が激しい校舎外壁の全面改修や外壁断熱処理。丹原小学校は管理教室棟および教室棟で鉄筋コンクリート造3階建て延べ3908平方b。場所は丹原町池田1778-1。神戸小学校は管理教室棟で同造4階建て延べ2926平方b。場所は洲之内甲200。飯岡小学校は管理教室棟が同造3階建て延べ2621平方b、教室棟が同造4階建て延べ1668平方b。場所は飯岡2124。