2016年12月に着工した「静岡市港北消防署」の庁舎が完成した。3月1日から供用開始する予定で、1月31日に完成式典が行われた。新庁舎は湾岸地域から移転したことにより、巨大地震などの大規模災害時にも十分な機能を発揮できると共に、東名・新東名高速道路や建設中の中部横断自動車道での災害にも対応する。内部には木材を多用し暖かな雰囲気を醸し出し、充実した設備で機能的な施設となっている。今後起こりうる火災や事故などの災害に対し迅速な対応が期待され、同地域の重要な拠点として果たす役割は大きい。
平成27年度より移転建設を進めてまいりました静岡市港北消防署庁舎が3月1日に供用を開始することになりました。
港北消防署は、今回の移転により、想定される南海トラフ巨大地震等の大規模災害時の拠点施設として十分な機能の整備を行い、東西の交通を繋ぐ東名及び新東名高速道路、現在建設中である南北を繋ぐ中部横断自動車道において発生した災害にも早期の対応が可能となります。
また、全国に先駆け、通称「ドラゴンハイパーコマンドユニット」を構成する特殊車両を5台配備し、石油コンビナート地域等の特殊災害への対応力を強化するとともに、庵原、袖師、横砂、興津地区等、住宅密集エリアが包括でき、地域の皆様に対して、本市が目指す都市の姿として掲げる「災害から市民の生命や財産を守り安心、安全に暮らせるまちづくり」に大きく貢献できるものと確信しております。
今後とも、消防サービスの充実強化を図り、円滑な運用を進めてまいりますので、消防行政に対する一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。