富士市公営住宅田子浦団地E棟の全面的改善事業が完成した。市営住宅の再生事業を推進し、居住性の向上と長寿命化を図るため、エレベーターや廊下棟を設置し、高齢者の円滑な移動を可能とした他、世帯構成に応じて6タイプの住戸を設け、住戸内の段差解消や手すりを設置し、バリアフリー化を図っている。
富士市では、第五次富士市総合計画及び第二次富士市住宅マスタープランに基づき、誰もが住みやすい住宅・住環境を実現していくため、市営住宅再生事業を推進し、居住性の向上及び長寿命化を図っているところであります。
田子浦団地E棟は、平成26年度から本市として初となる「全面的改善事業」を進め、このたび同事業工事の完成を迎えることができました。
これもひとえに市民の皆様をはじめ、関係各位のご支援とご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。
田子浦団地は昭和49年から54年までに整備され、東海道新幹線新富士駅や商業施設に近接し、生活利便性が高く立地的に恵まれた市営住宅であります。一方、内装・設備等の老朽化が進み、大規模な改善工事が必要な状況となっておりました。
この全面的改善では、エレベーター及び増築廊下棟を設置し、高齢者の円滑な移動を可能としました。また、世帯構成に応じて型別供給ができるよう6種類のタイプ(1LDK・2LDK×3タイプ・3LDK・2DK)の住戸とし、特に1階には車いす対応住戸を2戸設け、ミックス居住となるよう配慮いたしました。さらには、住戸内の段差解消や手すりの設置など、バリアフリー化をいたしました。
この田子浦団地E棟全面的改善事業が地域を活性化させるとともに、市民の皆様方の快適な生活の一助となることを期待いたしまして、あいさつとさせていただきます。