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 【神奈川】相模川の河川整備計画策定へ 県(12/12)

  県県土整備部は、今後20〜30年後を見据えた相模川の「河川整備計画」を2007年度中をめどに策定する方針だ。国土交通省と協議・検討を進めてきた「河川整備基本方針」の取りまとめが最終段階に入っており、06年度中をめどとする同方針の策定を待って、治水や河川利用、環境への配慮の観点から展開する具体的な取り組みを定めた同計画の原案を示す。下流域の国管理区間も含めた相模川を対象に、▽洪水を安全に流下できない区間での河道の拡幅や掘削▽新たな遊水地や河川調整池の建設の検討▽河川高水敷の利用や環境保全の取り組み―などの施策を盛り込む見通し。
 河川整備基本方針と河川整備計画は、1997年の河川法改正に伴って策定するもの。治水、利水の観点から進めてきたこれまでの河川整備に、環境の整備と保全の観点を加え、20〜30年後を目標とする河川整備の在り方と、これを実現するための具体的な施策を示す。
 相模川は、山梨県の山中湖を源流とし、相模湾に注ぐ延長113`の河川。このうち県内の延長は約55・6`で、最下流部の延長約6・6`は国交省が管理している。県管理区間には、一部で無堤部(堤防の高さや幅が足りない区間)がある。全体で延長約48`の護岸を整備する方針で、これまでに約65%の整備が完了している。
 整備計画のベースとなる河川整備基本方針は、高水計画や低水計画、環境調査を基に、国交省が06年度末までにまとめる。
 これを受け、県では、これまでに実施してきた動植物や環境調査、堤防の現況調査の結果などを基に、同省が所管する区間も含めた河川整備計画を一体的にまとめる。
 同計画では、治水の観点から、まず想定する時間雨量などを設定。この雨量に対応するよう、河道の断面が不足して洪水を安全に流せない区間で、河道の拡幅や掘削などを行う。また、洪水調整機能を持つ遊水地や、河川調整池、防災拠点などの整備や、整備に向けた検討の方向を盛り込む。
 河川利用の観点から、ゾーン分けなどを行って、それぞれの特性に応じた整備や管理を行う。
 さらに、環境対策として、良好な河川環境の保全などに取り組むほか、護岸の緑化など水と緑のネットワーク化なども示すことになる見通し。
 原案の作成・公表後、県民意見などの募集・反映手続きを経て、同計画を確定。08年度以降の事業に反映させる。

(2006/12/12)
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