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 【神奈川】ツインシティ整備、都計素案作成へ 県(7/12)

  神奈川県県土整備部は、寒川町倉見地区への新幹線新駅誘致を核としたツインシティの整備で、2007年度末をめどに都市計画素案を作成する方針。2008年度の、市街化区域と市街化調整区域の線引きの見直しで、開発予定区域を「特定保留区域」に設定するため、新橋や接続道路、駅前広場の設置場所などを含めた土地利用計画の素案をまとめる。並行して環境影響評価(アセスメント)手続きに先立つ実施計画書の作成に向けた準備などを進めていく。今後、平塚市や寒川町と共同で調査を進めるとともに、地権者との合意形成に取り組む。さらに、新駅までのアクセスとなる相鉄いずみ野線の延伸で、LRT(次世代路面電車)のシステムや構造などについての調査も実施する考えだ。
 ツインシティ整備計画では、東海道新幹線新駅の寒川町倉見地区への誘致を前提に、同地区と相模川対岸の平塚地区を、一般交通と公共交通を通すための新たな橋梁で結ぶ。環境との共生をメーンテーマに、「広域交流と連携の玄関口」となり、新たな産業を創出・育成する新たなモデル都市をつくり出すことを目指している。
 新幹線新駅の誘致には、周辺地区のまちづくりの方向をまとめ、一定の新幹線利用者数を示すことが必要。そこで、鉄道事業者への新駅誘致活動と並行して、ツインシティのまちづくりの内容を具体化する。
 同部では、08年度に予定する第6回線引き(市街化区域と市街化調整区域の線引き)に合わせ、新駅誘致地区を中心としたツインシティの整備区域を「特定保留区域」に設定。その上で、事業の具体化に合わせて市街化区域に編入することを想定している。
 これに向け07年度、おおまかな土地利用の方向を含めた都市計画素案をまとめる。平塚市や寒川町と共同で、面整備の事業調査や環境調査を行うとともに、地権者の合意形成に取り組む。
 主な骨格施設としては、東海道新幹線の北側で相模川を挟んで両地区を結ぶ新橋のほか、寒川町側で▽新幹線新駅周辺を取り囲む北・東・南側の骨格道路と県道相模原茅ケ崎線▽新幹線新駅の南側と北側に設置する交通広場▽トランジットモール(歩行者専用道路)―などがある。平塚市側では、▽新橋と国道129号を接続するループ道路▽トランジットセンター▽トランジットモール―などを計画している。これらの施設の大まかな設置場所や面積などを絞り込む。
 環境アセスメント手続きに先立つ実施計画書の作成に向けた準備も行う。
 さらに、相鉄いずみ野線の新幹線新駅までの延伸について検討してきた、いずみ野線延伸研究会(委員長・黒川洸東京工業大学名誉教授)が5月、「鉄道と、従来よりも速いLRT(次世代路面電車)の組み合わせによる交通システムを導入することで、事業採算性が確保できる」などとする検討結果をとりまとめたことを受け、LRTのシステムや構造などについても調査する考え。

(2007/7/12)
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