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現場に生かす天気の話
第24回 雪下ろしのタイミング

 雪の重さは、雪が乾いているか湿っているか、その状態によって変わります。では、一体どのぐらいの重さがあるのでしょう。
 空からふわふわと舞い落ちたばかりの新雪は、一見軽そうに見えますが、想像以上の重さがあり、その重さは1立方メートル当たり最大で150キログラムになると言われています。屋根に新雪が1メートル積もったとすると、1メートル四方に成人男性が2人乗っているのとだいたい同じ重さになります。
 湿った雪や、雪自体の重みで氷のように固められた積雪の下層部分は、水分を含んだ分だけ重さが増し、かなりの重量になります。その重さは1立方b当たり最大500キログラムにもなると言われています。湿り雪や根雪が屋根に1メートル積もったとすると、雪の重さは軽自動車1台分近くにもなります。現場でも、詰所の屋根や足場などの雪下ろしをこまめにする必要がありますが、特に、雪下ろしを行っていただきたいタイミングが二つあります。
 一つ目は「大雪が予想された場合」です。毎日の天気予報では「大雪のおそれ」や「降雪量が増える」といったキーワードを逃さないようにしましょう。
 二つ目は「雨の予報が出た場合」です。雨が降ると、積雪が水分を含んでさらに重くなります。民間の気象会社が行っているピンポイント降水予報は、雪から雨へ変わるタイミングが分かるようになっていて雪下ろしにも役立ちます。
 「大雪」と「雨」の予報が発表された場合、すでにたくさん雪が積もっている現場では積極的に除雪作業を行うといいでしょう。

執筆者プロフィール

ライフビジネスウェザー 気象予報士 櫻本美香

櫻本美香
ライフビジネスウェザー 気象予報士
kiyomasa@lbw.jp
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