ようこそ!不動産テック(Real Estate Tech)の世界へ
第4回 不動産×VR
いいね | ツイート |
0 |
VRとはバーチャルリアリティーの略語で、そこに存在していないものを、あたかも存在するかのようにVR体験者の感覚(主に視覚)に感じさせることができる技術です。
ゴーグルを装着して見るのが主流ですが、スマートフォンと段ボールを組み合わせて見られるサービスも登場しています。
新築物件においては、高価な買い物にも関わらず未完成の建物を、図面やイメージ画像で想像して購入検討するのが当たり前でした。VRの登場で、“感覚的”に建物の高さや広さ、構造などを把握することができるようになりました。さらに、仮想空間の中で未完成の新築物件に家具を置いてみたり、リフォーム・リノベーションする部屋の姿を施工前・施工後で比較したりすることも。また、実際に部屋を訪問する必要がないため、部屋や建物の内覧がいつでもどこでも実現できます。内覧希望者との日程調整・鍵の手配・案内する営業マンのリソースが不要になるため、業務の効率化が期待できます。
ただし、便利だからと言ってVRに任せきりにするのではなく、いかに見た目に頼らずにさまざまな物件を紹介できるかというところもプロの技・経験の見せ所です。
またこれからは、いざ実物ができてみたらVRで見たものとは違った!ということにならないよう注意が必要です。
執筆者プロフィール
遠藤あかね
マンションリサーチ株式会社 企画・制作部
endo@mansionresearch.co.jp
2013年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバルメディア学科卒業。16年に結婚し仕事も家庭も充実した日々を過ごしている。千葉県出身、在住。駒澤不動産紫門会所属。
マンションリサーチ(株)URL:http://mansionresearch.co.jp/