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 【兵庫】下水の地震対策緊急整備で神戸市など第1号(8/16)

  国土交通省は、2006年度に創設した下水道の「地震対策緊急整備事業」と「総合浸水対策緊急事業」に着手する。このほど、「神戸市下水道地震対策緊急整備計画」と「福井市月見みのり地区下水道総合浸水対策緊急計画」をそれぞれ第1号認定。神戸市では、06〜10年度の5カ年で事業費60億円を投じて、防災・減災対策を実施する。
 神戸市下水道地震対策緊急整備計画では、東南海・南海地震(震度6弱)と阪神・淡路大震災クラス(震度7)を対象とし、地震時でも下水道が持つ最低限の機能を確保する。
 そのため防災対策として、処理場(7カ所)・ポンプ場(8カ所)の耐震診断・補強、バイパス水路の整備(総延長851m)、可とう継手の設置などにより、神戸市の既成市街地を形成している須磨区〜東灘区での下水の排除機能を確保。また、緊急輸送路(国道2号・43号など24路線)下の老朽化が進行した下水管渠を耐震化(総延長5.9km)することにより、道路陥没などの交通障害を防止する。
 減災対策では、地震時でも避難所(60カ所)でのトイレ使用を可能とするため、合計300基のマンホールトイレシステムを設置。
 計画期間は06〜10年度の5カ年。事業費60億円のうち、06年度は2億5,200万円を投入し、老朽管の補修や、学校での雨水貯留槽整備、マンホールトイレシステム50基を整備する。07年度から本格的な防災・減災対策が講じられるもよう。
 福井市月見みのり地区下水道総合浸水対策緊急計画も、06〜10年度の期間で事業を推進。ハード対策として、雨水貯留管(径3,750mm、延長1,150m、貯留量1万2,700M3)の整備により下水道施設の計画降雨である5年に1回の降雨(1時間43.1mm)に対応できる施設整備を行い、床上床下浸水を解消する。
 ソフト対策では、携帯電話を用いた防災情報の配信や防災情報管制システムの整備、内水ハザードマップの公表による情報収集・提供などを行う。事業費28億円のうち、06年度は10億5,600万円を投じ、雨水貯留管の整備を促進する。
 同事業制度は、自治体が5年以内の緊急整備計画を策定し、地震・浸水対策を実施。総事業費のうち2分の1を国が補助する。国交省では引き続き、同事業制度を活用していく方針だ。
(2006/8/16)
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