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 【大阪】槇尾川ダム建設中止の可能性高まる!(2/9)

  大阪府の槇尾川ダム建設事業(和泉市)が中止となる可能性が高まっている。橋下徹知事は、5日の「槇尾川ダム建設事業等に関する有識者会議」で「槇尾川の河川整備目標は、現在の100年に一度の降雨対応(1時間80o程度)ではなく、50o対応とし、代替案で河床掘削方式を検討する」ことを明言。都市整備部からの説明で、河川掘削の方が、残事業費で18億円安く済むことが分かったため、これを地元住民に示すとした。
 会議の冒頭、橋下知事は、「府内の全河川で100年に一度への対応を目指すことはやめる。1兆円規模の事業費をこれから投入することは不可能。4月から河川整備計画を河川ごとにつくり直す。都市計画道路の見直しと合わせて2兆1,000億円の削減になる」とした。槇尾川では50o対応の河川整備を目指し、この場合のダム建設継続と、河床掘削への変更を比較した。
 ダム建設継続は、総事業費128億円で58億円が執行済み。残事業費は70億円(ダム本体47億円、付け替え道路23億円)。対して、河床掘削は総事業費110億円(執行済みのダム事業64億5,000万円含む)。残事業費52億円で、河床掘削の方が今後の事業費投入が大幅に抑えられることが分った。52億円の内訳は、河床掘削42億円、建設中の付け替え道路供用までの費用6億5,000万円、ダム中止に伴う追加費用など3億5,000万円。ダム本体工はすでに着工済みで、追加費用は契約解除の違約金が中心。
 橋下知事は、「河床掘削の方が今後の事業費が高いと勘違いしていた。これなら悩む必要がなかった」と語り、河床掘削方式に大きく傾く様子を見せた。
 河床掘削計画は渇水期施工で、工期は8年。施工延長約1.2qで最大掘削深2.5m。一部を除き、河川内での桟橋方式による施工を予定。河床掘削のほか、落差工改築1基、落差工新築2基、落差工撤去2基、井堰改築1基、橋脚補強1基を行う。
 今後、河床掘削の深さ、施工方法、パラペットとの複合案など、計画内容をさらに詰めた後、これを地元住民に示す。橋下知事は、「ダム本体の着工を許可したのはわたしのミス。ここまで議論した上での判断ではなかった」としており、ダム建設中止への理解を地元に求める見通しだ。
 『ダム本体着工後の中止』という異例の事態が起こるかもしれない。
(2010/2/9)
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