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■◇■ 建通新聞社メールマガジン みみとく通信 【第１号】■◇■
(2006.6.12 デジタル建通運営事務局提供)
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読者会員サイト「みみとく」 http://www.kentsu.co.jp
■index■
┏●一般競争、総合評価を拡大へ 5年ぶりに適正化指針を変更
┣●建築物解体工事共通仕様書を作成 解体工事仕様書を一本化
┣●対応策を2つに集約 専門分野別建築士制度の導入で
┣●政府建設投資は8.7％減 06年度の建設投資見通し
┣●コラム「３分でわかる 改正経審」＝第１回＝
┣●4人に1人が経験 過度なコストダウン要求
┗●コラム「どんぶり勘定からの脱皮を」＝第１回＝
大変お待たせいたしました。読者会員サイト「みみとく」オープンに４カ月の
遅れをとりましたが「メールマガジン（みみとく通信）」が配信のはこびとな
りました。このメールマガジンでは、新たな秩序の構築を模索している建設業
界において、今後の潮流となることが予想されるニュースを、コンパクトに、
分かりやすくまとめていきます。また、メールマガジンでしかお読みになれな
いコラムも２本用意しました。一つは実務面から、もう一つは経営面からのア
プローチを目指します。弊紙をゆっくりお読みになれない皆様のサポーターと
なることができればうれしい限りです。乞うご期待ください。
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★ ＮＥＷＳ ＤＩＧＥＳＴ
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１．一般競争、総合評価を拡大へ 5年ぶりに適正化指針を変更
公共工事品確法の施行や入札契約をめぐる状況の変化から、５年ぶりに「適正
化指針」の一部変更を閣議決定。改正では▽一般競争入札の拡大▽総合評価方
式の拡充などの公正な競争の促進▽予定価格および最低制限価格の事後公表推
進を含む透明性の確保―などに重点が置かれている。
■国土交通省は06年度、発注金額の80％以上、件数で50％以上を総合評価方
式で実施するほか、実績のない防衛庁、法務省、財務省、文部科学省、厚生
労働省、環境省でも新たに総合評価を導入する。
２．建築物解体工事共通仕様書を作成 解体工事仕様書を一本化
国土交通省は廃棄物の不法投棄やアスベスト含有建材の処理にも対応できる
「建築物解体工事共通仕様書」を作成。発注工事ごとに作成していた仕様書は
一本化される。また、アスベスト関連では改修標仕の吹き付けアスベストなど
の規定事項を定めているほか、アスベスト含有保温材などの除去を新たに規定
した。
■部分的解体については公共建築改修または公共建築工事標準仕様書を適用
する。詳しくは建築物解体工事共通仕様書本文を国土交通省官公庁施設ＨＰ
で参照。http://www.mlit.go.jp/gobuild/index.html
３．対応策を2つに集約 専門分野別建築士制度の導入で
社会資本整備審議会建築分科会・基本制度部会は専門分野別建築士制度の導入
で▽一定規模以上の建築物に対する業務独占を与え、建築士の業務領域を制限
する▽一定規模以上の建築物を設計できる建築士を位置付けた上で業務実態に
応じた業務実施を図る−の2案を提示。今月中に方向性を固め7月下旬答申案を
まとめる。
■このほか同部会では建築士の建築関係団体への加入義務付けについて、建
築士の資質向上、業務の適正化という理由では導入が困難と指摘。仮に、加
入義務付けが実現した場合でも、専門分野別の資格者団体への強制加入は困
難との見方を示した。
４．政府建設投資は8.7％減 06年度の建設投資見通し
06年度の建設投資見通しは前年度比1％減の52兆9100億円となると国土交通省
が発表。このうち政府建設投資は同比8.7％減の18兆1500億円で、8年連続のマ
イナス見通し。一方、民間建設投資は景気拡大を反映して3.5％増予測で、民
間建設投資が下支えする格好となっている。
■政府建設投資のうち、特に減少幅が大きいのが19.2％減となった地方単独
事業。民間建設投資のうち、非住宅投資は6.1％増の15兆8900億円となり、3
年連続のプラスとなった
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★ 連載コラム「3分でわかる 改正経審」＝第１回＝
(寄稿 建設経営サービス)
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経営事項審査は、建設企業の経営力をはかる「ものさし」。公共事業だけでな
く、最近では民間工事でも、経審の結果を参考に業者を選ぶケースなどが増え
てきました。その経審の評価方法の一部が、今年５月から変更になっていま
す。具体的には、近年の完工高の減少に伴い、Ｘ１評点（工事種類別完成工事
高）の平均点が本来の700点になるよう、評点テーブルを修正。さらに業界団
体などからの要望も大きかった「防災活動への貢献の状況」について、Ｗ評点
で加点する措置などが取られています。今回の改正は、総じて申請者にとって
プラスとなるはずです。現在各許可行政庁で再審査申請を受け付けています。
連載コラムでは、2回に分けて、改正のポイントなどを紹介します。第1回はＸ
１評点の評点テーブルの修正についてです。詳しくは
http://www.33109.jp/mlmg/1/news/000000000001.html
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★ 企業・各種関連団体ＮＥＷＳ
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５．4人に1人が経験 過度なコストダウン要求
建築士に対する発注者からのコストダウン圧力が存在することが分かった。26
％が経験ありと答え、要求内容は工事コストの削減、設計コストの削減、サー
ビス設計の強要−の順。対応については可能な限りＶＥを行う、性能などの低
下を説明し、法の範囲内で指定された条件に可能な限り応じる−の順。ちなみ
に無理を言う発注者とは縁を切る−との回答は14.5％。
■この調査は日本建築士会連合会が47都道府県の組織責任者を対象に実施
（各県20人）。940票のうち有効回答の400票を集計。
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★ 連載コラム「""どんぶり勘定""からの脱皮を」〜建設業の体質改善と利益管
理レベルに一言〜（寄稿 中小企業診断士、診断協会東京
支部建設業経営研究会代表幹事 藤原一夫）
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これまで比較的恵まれた経営環境にあった建設業にも、「市場競争」の波が押
し寄せています。そうした中で、ダンピング受注など、明日の経営を考えない
「過当競争」的な状況も目立つようになってきました。要因の一つには、利益
管理の甘さが挙げられるのではないでしょうか。今回の連載シリーズでは、建
設業の利益管理レベル向上について提言します。第１回では、『１％、２％レ
ベルでの粗利管理』を目指す原価管理の取り組みを提案したいと思います。
詳しくは
http://www.33109.jp/mlmg/1/news/000000000002.html
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