岡山市施工区間である県道佐伯長船線（美作岡山道路）について、インターチェンジ付近の切り土と遮音壁設置を整備する。また、第２四半期に市道瀬戸町鍛冶屋塩納線との交差点改良工事を発注する。
美作岡山道路は、中国縦貫自動車道および山陽自動車道をつなぐ高規格道路。そのうち、岡山市域分として岡山市が県道岡山赤穂線から山陽自動車道までの延長約１・３㌔、瀬戸ＪＣＴから市境までの延長２・４㌔を整備する。
主な構造物である瀬戸ＪＣＴは、Ａランプ橋梁が（延長１５７・５㍍、幅員約７㍍、上部工・鋼３径間非合成箱桁橋、下部工逆Ｔ式橋台２基、壁式橋脚２基）、Ｂランプ橋梁が（上部工ＰＣ２径間連結コンポ桁橋65㍍、と鋼２径間連続非合成桁橋80㍍、ＰＣ３径間連結コンポ桁橋96㍍の３工区から形成）、いずれも設計は大日本コンサルタント（岡山市）が担当し完了しており、現在Ａランプ橋梁の橋脚工事１基の整備を進めている。
また、ＣＤランプ橋梁（橋長３４５㍍）、Ｃランプ橋梁（橋長１０５㍍）、Ｄランプ橋梁（橋長３３４㍍）についての設計はＮＥＸＣＯ西日本が担当しており、概成している。今後市とＮＥＸＣＯが協議し、発注方法などの検討を進めるがいずれも２０１６年度以降になるもよう。
取水時期後に大川～芳岡川の間にある河川の横断水路改良工事（現場打ち）を一部発注する予定。また、計画路線の砂川を渡る新橋梁については県と協議を進めており、内容について詳細を固めていく方針。
砂川の新橋梁は延長１４２㍍。上部工はポストテンション方式ＰＣ４径間連結コンポ橋、下部工は逆Ｔ式橋台、張出式橋脚を予定している。設計はエイト日本技術開発（岡山市）が担当。
全体計画は、松新町地内の九蟠東岡山停車場線と西大寺中野地内の国道２号を結ぶ延長約１８００㍍、幅員32㍍のバイパスを整備する。また、動線上にある芳岡川を渡る新橋梁は、コンクリート上部工で橋長63・６㍍、橋台は逆Ｔ式２基、橋脚は壁式２基。
７月ごろに新文化橋の橋台１基を発注する予定。笹ケ瀬川を渡る長大橋については、２０１５年度は下部工１基を整備する。 また、秋ごろに浦安総合公園北西部付近の横断する用水路のＢＯＸカルバートやプレロード盛土工事などに着手する予定。 新文化橋は２期に分け建設するＰＣ橋（全体橋長約50㍍、下部工４基）の半分（上部工、下部工２基）が完成している。笹ケ瀬川を渡る長大橋は、橋長４９５㍍、上部工のメーンは鋼橋で、橋台２基、橋脚11基。ランプ橋は橋脚２基。 全体計画は、浦安南町築港栄町線から国道30号までの延長１６００㍍を岡山市が整備し、国道30号から国道２号（岡山西バイパス交差部）までの延長２８７０㍍を国土交通省が整備し、全体計画４４５０㍍、代表幅員36・６㍍の道路を一体的に整備するもの。
２０１５年度も本格工事へ向け用地交渉を進める。岡山港線から西側用水までの区間の用地買収が完了すれば、16年度以降に本格的な工事に着手する。
下中野平井線は、岡山赤十字病院付近の主要地方道岡山港線から県道岡山玉野線（平井６丁目）までを結ぶ延長１１００㍍の道路。橋梁部は延長約５９１㍍、上部工：鋼２径間連続箱桁橋（89㍍）＋鋼５径間連続箱桁橋（３５１㍍）＋鋼４径間連続箱桁橋（上り線１５１㍍）、鋼３径間連続箱桁橋（下り線１１９㍍）。下部工は逆Ｔ式橋台６基、張出橋脚７基、ラーメン式橋脚２基、ランプなどの鋼単純鈑桁橋（31㍍）がある。
新大原橋の４車線化に向けた整備を進めており、出水期以降に橋脚２基の耐震補強工事を発注する予定。これまでに３基の橋脚の補強が完了しており、２０１５年度に２基の橋脚補強が完了すれば全７基ある橋脚の５基の補強が完了となる。残り２基の工事は16年度以降に発注となる。
同事業は、交通量の増加に伴い左岸側取り付け高架橋と延長約４１０㍍の本橋（８径間単純合成鈑桁）と延長60㍍の右岸側取り付け高架橋（２径間単純成鈑桁）の総延長６１０㍍を幅員13（20）㍍に拡幅するほか、耐震補強を計画しているもの。
15年度も引き続き用地交渉を進め、16年度以降に工事着手する見通し。また計画路線上に設置する２カ所の箱型函渠詳細設計も進める。
同線は、ＪＲ大元駅から２５０㍍区間の整備が完了したことに伴い、引き続き北区東古松３丁目～北区奥田１丁目区間で、ＪＲ大元駅から国道30号までを東西に結ぶ幹線道路を整備するもの。
総延長は１０８０㍍を対象に幅員27㍍（車道３・25㍍×４、歩道５・５㍍×２）に拡幅するもの。概算事業費は約50億円を見込む。
