建通新聞社

建設新聞読むなら建通新聞。[建設専門紙]

高松土木事務所


香川県下15年度事業を見る・高松土木事務所



高松土木事務所




樋口晋所長



 香川県では、これまで、平成23年度に策定した「せとうち田園都市香川創造プラン」に沿って、基本目標である「せとうち田園都市の創造」の実現に向け、着実な進展を図ってまいりましたが、今年度が、その最終年度となっていることから、その成果を基に、今後、さらに発展させていくため、「成長する香川」、「信頼・安心の香川」、そして「笑顔で暮らせる香川」の新しい3つの柱を軸に、平成28年度からの新たな香川づくりの指針となる次期総合計画を策定することとしています。

高松土木事務所においても、地域・経済の活性化のために、県道円座香南線、県道太田上町志度線など幹線道路の整備や、高松港国際物流ターミナルの整備として同地区から南へのアクセス道路を整備するなど港湾機能の強化を図ります。

また、県民の安全・安心の確保のために、高松港などにおいて津波等対策を、災害に強い県土づくりとして本津川などでの河川改修や、詰田川、原浜海岸(牟礼町)などにおける津波高潮対策、管内各所で砂防事業、急傾斜地崩壊対策を実施するほか、香東川総合開発事業椛川ダム建設事業を推進し、安定した自己水源の確保と洪水被害の軽減を図ります。さらに、道路交通の安全を確保するため、交差点改良、自転車歩行者道等の整備を進めます。以下、管内の主要事業について紹介します。



【道路】

道路改築事業は、県道円座香南線の整備を引き続き推進するほか、道路整備交付金事業は香川インテリジェントパークへのアクセス道路となる県道太田上町志度線バイパスや県道高松牟礼線の用地買収及び工事を、継続して実施します。

歩行者の安全を確保する自転車歩行者道の整備を国道193号(御殿場工区・西谷工区)や県道三木国分寺線で継続して実施するとともに、県道三木綾川線や県道国分寺中通線で、右折車線等を設置する交差点改良の建物調査や用地買収を実施します。

離島道路事業は、直島町で北風戸積浦線の宮浦工区において改良工事を進めます。また、公共土木施設の計画的・効率的な維持管理による長寿命化を図るため、高松王越坂出線(本津川大橋)などで橋梁の修繕を実施します。



【河川】

広域河川改修事業は、本津川、春日川、吉田川において用地買収や護岸工事を引き続き実施するほか、河川管理施設長寿命化対策事業の相引川排水機場及び札場川水門の補修工事を継続して進めます。また、津波等対策事業としては、継続事業で詰田川、御坊川において、新規事業個所として、春日川と原浜海岸において護岸や堤防の補強工事を実施します。



【砂防】

通常砂防事業は、尾崎西川、南谷南川において砂防ダム本体工事及び流路工工事を継続して実施するほか、新規事業として中村北川、枇杷の木谷川、中徳上川、つづき谷川において測量、設計に着手します。

急傾斜地崩壊対策事業は、来栖(2)地区、鮎滝地区において崩壊対策工事を継続するほか、新規に森窪(3)地区において調査設計に着手します。また、地すべり対策事業は桧地区で地すべり観測・調査を継続して実施します。さらに、土砂災害から住民の生命を守るため、ソフト対策として実施した砂防基礎調査の結果を踏まえて、地元市町と連携して警戒区域等の未指定区間解消を図ります。



【港湾・海岸】

港湾・海岸事業は、津波等対策事業として高松港などにおいて、調査及び護岸の対策を継続して進めるとともに、高松港において施設の老朽化対策を引き続き実施します。また、高松港のターミナル機能の強化や物流の効率化による本県経済のより一層の活性化や発展を図るために、高松港朝日地区において、同地区から南へのアクセス道路の整備を継続して実施するなど、国際物流ターミナルの整備を推進します。



【街路】

良好な市街地形成のため、街路事業の(都)公園東門線の工事を進めるとともに、(都)中新町鬼無線の用地調査などを実施します。



【下水道】

香東川流域下水道高松西部処理区の幹線管渠の調査などを実施します。



【椛川ダム】

香東川総合開発事業の一環である椛川ダム建設事業については、昨年度に着手したダム本体工事や付替道路などの工事を引き続き実施するとともに、取水放流設備の整備に新たに着手します。



高松土木事務所の事業概要詳細はこちらから




 


このページのトップへ




建通新聞をご購読いただいていない方へ

建通新聞とはこんな新聞です!!

「信頼と実績」建通新聞の購読 建設産業界の専門紙。完全な地域密着の報道を心がけ、読者に最も必要な情報を的確に伝える本紙。各支局の記者たちが足で探し、目で確かめ、報道する。読者が今、どんな情報を求めているのか、建設産業界の新聞として何を伝えていかなければならないのか、その地域に即した内容を伝えている。 建通新聞サンプル

>>建通新聞の購読申込はこちら
>>建通新聞電子版はこちら