建通新聞社

建設新聞読むなら建通新聞。[建設専門紙]

中讃土木事務所


香川県下15年度事業を見る・中讃土木事務所



中讃土木事務所




片山秀樹



【概 要】

中讃土木事務所では、県政運営の基本方針となる「せとうち田園都市香川創造プラン」の実現に向け、今年度は、「安全・安心で活力ある地域づくり」を所属目標として、事業の選択と重点化、コスト縮減等に取組みながら、「信頼・安心の香川」を目指した防災・減災事業や交通安全対策事業の推進に、また「成長する香川」を目指した交通基盤の整備等に積極的に取り組んでまいります。



【道路事業】

国道438号の飯山工区において、引き続き、バイパス部の改良工事や用地買収を推進するとともに、3期区間である旧綾歌町境までの約1.9kmについても、用地買収を進めてまいります。

また、県道丸亀詫間豊浜線(通称「さぬき浜街道」)多度津西工区のバイパス区間においては、用地買収が遅れていた箇所の道路改良工事に着手します。

そのほか、県道高松王越坂出線及び県道多度津丸亀線でバイパス部の改良工事を、県道琴平停車場琴平公園線で電線共同溝の工事を進めます。 さらに交通安全施設整備事業として、国道438号や県道長尾丸亀線、県道多度津善通寺線などにおいて、自転車歩行者道の整備や交差点改良を実施する他、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、丸亀市の京極大橋や坂出市の新坂江橋などで補修工事を実施し、安全で円滑な交通の確保に努めるなど、計31路線、45工区で事業を実施し、安全・安心な道路づくりを目指します。



【河川事業】

綾川、大束川、弘田川、桜川などで広域河川改修事業や総合流域防災河川事業により護岸工事や用地買収等を実施し、事業の進捗を図ります。 このうち綾川においては、河口から府中ダム下流までの河道改修工事に重点的に取り組んでおり、今年度は、坂出市府中町において護岸の整備を進めるとともに、取水用の固定堰の改築に着手します。大束川では河道拡幅工事を進めており、今年度は用地買収の進捗を図り、あわせて護岸工事を引き続き実施します。弘田川では用地買収を推進するほか、桜川では町道橋の改築工事に着手します。

また、「地震・津波対策海岸堤防等整備計画」に基づき、綾川河口部の河川堤防の耐震化対策に着手します。

その他、河川管理施設長寿命化対策事業として、神谷川防潮水門の機械設備の更新に着手することとしています。

さらに、綾川ダム群連携事業については継続して調査を実施します。



【港湾海岸事業】

丸亀港及び多度津港において、南海トラフを震源とする地震の被害想定を踏まえ、「地震・津波対策海岸堤防等整備計画」に基づき、海岸保全施設の地震・津波対策の調査を実施します。



【砂防事業】

管内には土石流危険渓流が776箇所、地すべり危険箇所が34箇所、急傾斜地崩壊危険箇所が1,016箇所あり、緊急度の高いところから順次整備を進めており、今年度は、神谷川など通常砂防事業10箇所、桃山地区急傾斜地崩壊対策事業、横畑地区地すべり対策事業を実施するとともに、単独事業で上土居川など5箇所の整備を実施します。

また、がけ崩れや土石流などの災害を未然に防止するための、砂防堰堤・流路工の整備や急傾斜地崩壊危険箇所における調査設計を実施します。



【街路・公園事業】

街路事業としては、坂出市の富士見町線で用地買収を推進するほか、丸亀市の南条町土器線では、拡幅工事及び横断歩道橋の架替工事を実施します。

また、香川中央広域公園(さぬき空港公園)では、供用しているアドベンチャーゾーンの適切な維持管理を行います。



【下水道事業】

中讃流域下水道事業では施設の老朽化などに対応するため、引き続き大束川浄化センター及び金倉川浄化センターの機械・電気設備の改築工事を実施します。



中讃土木事務所の事業概要詳細はこちらから




 


このページのトップへ




建通新聞をご購読いただいていない方へ

建通新聞とはこんな新聞です!!

「信頼と実績」建通新聞の購読 建設産業界の専門紙。完全な地域密着の報道を心がけ、読者に最も必要な情報を的確に伝える本紙。各支局の記者たちが足で探し、目で確かめ、報道する。読者が今、どんな情報を求めているのか、建設産業界の新聞として何を伝えていかなければならないのか、その地域に即した内容を伝えている。 建通新聞サンプル

>>建通新聞の購読申込はこちら
>>建通新聞電子版はこちら