ウエアラブルで暑熱環境のリスクを可視化
2020/5/25
ウエアラブルIoT製品「hamon」などの開発を手掛けるミツフジ(東京本社・東京都千代田区)と前田建設工業は、暑熱環境でリスクを可視化するアプリケーションを開発した。産業医科大学との共同研究により開発した心拍情報から深部体温上昇変化を推定するアルゴリズムを用いて、スマートウエアから取得した心拍情報に基づき可視化する。
共同研究では気温35度、湿度50%の暑熱環境を再現した産業医科大学の人工気候室を用いて、被験者に一定の運動負荷を与えた状況で深部体温や心拍情報などの生体情報を連続して取得した。この情報を解析する中で、心拍情報と深部体温に存在する関係性を見いだし、心拍情報から深部体温の上昇を推測することに成功した。
スマートウエアなどのさまざまなウエアラブル機器から心拍情報を計測・数値化し、スマートフォンなどで体の状態を可視化、把握することで、安全な職場づくりやスポーツ環境の構築が可能になるという。
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