伊豆市立中伊豆中学校屋内運動場が、中豆建設株式会社の施工で完成した。
体育施設としてだけでなく、防災備蓄庫を備えるなど地域の防災拠点としての機能も有する。基礎には全長7bの摩擦杭を104本設置し、耐震強度を確保。さらに非常用発電機の設置により、電灯・コンセントが非常時にも一部使用可能とした。
また、太陽光発電施設での発電量がひと目で分かるメーターを設置。生徒がエコに関心を持つきっかけになるよう工夫されている。
8月29日の落成式では、生徒代表が「この素晴らしい体育館で汗と涙を流し、歌をうたい、仲間との思い出をいっぱい作りたい」と明るく挨拶。ここに育ち、巣立っていく生徒たちの努力と感動の舞台として永く愛され、心に刻まれることを願う。
中伊豆中学校屋内運動場完成に寄せて
中伊豆中学校の屋内運動場が、株式会社小林建築事務所の設計、中豆建設株式会社の施工によって完成いたしました。校歌に「山葵はみどり」と歌われているとおり、山葵色の屋根、そして内装には地元の木材がふんだんに使われています。まさに中伊豆らしさが際立つ教育施設となりました。
中学生にとって、読み・書き・算盤のみならず、知育・体育・徳育の総合的教育が重要であることは言うまでもありません。生徒会活動やクラブ活動を通じて、心身を鍛え、社会性を磨き、団結心や規律心を涵養するために、屋内運動場は大きな役割を果たしてくれるものと思います。来年3月の卒業式までに、いったいどれくらいの汗と涙が、この真新しい床に滲み込んでいることでしょうか。
また、本施設は地域の防災拠点としての役割も併せ担うことになります。中伊豆地区中心部に堅固な拠点を確保しつつ、いざ大規模災害が発生した折には中伊豆中学校の生徒の皆さんにもボランティアとしての活躍を期待しています。
■事業主体 | : | 中伊豆中学校屋内運動場 |
■建築主 | : | 伊豆市 |
■工期 | : | 2012年9月9日〜2013年10月31日 |
■規模 | : | 構造―鉄筋コンクリート一部木造2階建て 延べ1288平方b(1階1096平方b、2階192平方b) ガルバリウム鋼板瓦棒葺 |
■施設 | : | アリーナ、ステージ、防災備蓄倉庫、器具庫、 更衣室、トイレ 2階―ミーティングルーム、多目的室、器具庫 |
■建設地 | : | 伊豆市八幡407 |
■設計・施工監理 | : | 株式会社小林建築事務所 |
■施工者 | : | 中豆建設株式会社 |
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