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伊勢湾西南海岸直轄海岸保全施設整備事業が完成
〜自然豊かな海岸環境へ〜
国土交通省三重河川国道事務所が整備を進めてきた伊勢湾西南海岸直轄海岸保全施設整備事業が完成を迎えた。伊勢湾西南海岸は、伊勢湾の湾口部に位置し、松阪市、明和町、伊勢市の3市町にまたがる延長11.1kmの砂浜海岸となっている。1953年の台風13号の被害をきっかけに整備された既設の海岸堤防は、築造後50年を経過し老朽化が深刻となっていたため、老朽化対策、高潮・侵食対策、耐震対策、環境・利用への配慮を目的に1992年度より直轄事業として整備を実施してきた。
老朽化対策前 伊勢湾西南海岸位置図
全体計画では堤防工11142m、養浜工275000㎥のほか、突堤工、耐震対策などを実施。これまで伊勢湾西南海岸では、1953年の台風13号や1959年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けており、今回の完成により予想される南海トラフ地震の被害軽減、アカウミガメの産卵や松名瀬地区の干潟などを代表とする自然豊かな海岸環境の利用促進が期待される。
・老朽化対策:老朽化の進んだ堤防の改修を行い、甚大な浸水被害を防ぐ
・高潮・侵食対策:砂浜幅の不足する箇所で土砂流出防止工、養浜により浜幅を確保して越波災害を防ぐ
・耐震対策:地盤の液状化や堤防の安定性の検討結果を踏まえ耐震化を図る
・環境・利用への配慮:自然環境の保全に配慮した整備を進め、昔の自然海岸に近い海岸空間を創出する
完成(北藤原工区) |
完成(北浜工区) |
■事業主体 | : | 伊勢湾西南海岸直轄海岸保全施設整備事業 |
■建築主 | : | 国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所 |
■整備区間 | : | 松阪市松名瀬地先〜伊勢市有滝町地先 |
■整備延長 | : | 11.1km |
■計画堤防高 | : | T.P.+6.0m |
■標準堤防幅 | : | 6m |
■事業期間 | : | 1992年度〜2013年度 |
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