南伊豆町は2017年3月13日、入間で建設を進めてきた三坂地区防災センターの竣工式を開いた。梅本和熙町長や工事関係者ら約40人が参加し、防災センターの完成を祝った。
冒頭で梅本町長は、「三坂地区防災センターの竣工により、町内の旧6ケ村全てに指定避難所が整備された。今後も町民の皆さまの安全・安心の確保に努めていきたい」とあいさつ。その後、テープカットや、施設見学が行われた。
2058平方bの敷地に防災センター(鉄骨造平屋355平方b)と防災備蓄倉庫(鉄骨造平屋184平方b)などを整備した。防災センターにはスカイライトチューブによる太陽光を活用した照明や、停電時電源切り替えシステムを導入。さらに各トイレにシャワー室を完備するなど災害時の避難生活で役立つ工夫がなされている。
施工は長田建設工業(南伊豆町)が、設計・監理は小林建築事務所(清水町)が担当した。
南伊豆町長 梅本和熙
このたび、「南伊豆町三坂地区防災センター」が無事竣工を迎えることができましたのも、三坂地域の皆さまをはじめ、関係各位のご尽力の賜物と心より感謝申し上げます。当センターは、指定避難所までの徒歩避難が難しかった三坂地域の新たな避難所として、また、災害物資の拠点として機能する施設です。
これまで、三坂小学校、三坂幼稚園、差田保育所と時代を越えて地域に愛されてきた学びの場が、町の防災教育の場として、町民の防災知識の更なる普及と啓発につながるものと大きな期待を寄せております。
三坂地区防災センターの竣工により、町内の旧6ケ村すべてに指定避難所が整備されました。今後とも町民の皆様の安全・安心の確保に努めて参る所存でございますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。