藤枝市青葉町に社会福祉法人ひよこ福祉会が整備を進めてきた「青葉ひよこ保育園」が完成した。
施設は、準耐火構造とすることで内装制限を外し、天井や壁にふんだんに地域木材を使用して仕上げ材としている。また、燃え代設計により、構造体の柱やはりなどを表し、力強い木組みが感じられる空間となっているのが大きな特徴。
社会福祉法人ひよこ福祉会理事長
前橋純子
どろんこと太陽を子どもたちに!
ひよこ福祉会では、青南町のひよこ保育園に続き2園目の保育園となります。
1973年に「産休明けから預けられる保育園を」の皆さんの声から「共同保育所ひよこ保育園」が生まれてから長い年月を経て、今のひよこ福祉会があります。その頃からずっと引き継いているのは、「みんなの財産である保育園をみんなで創っていこう」そして子どもたちには「どろんこと太陽を」のスローガンのもと、自然の中で生き生きと生活できる保育を実践していきたいという思いです。
青葉ひよこ保育園の建設には「子どもたちがはだしで遊び、手で触れ、木のぬくもりを感じられるようにしたい。」「風が通りぬけ、自然の光を取り入れたい。」との私たちの思いを取り入れた園舎になりました。柔らかな光を取り入れる天井の梁(はり)、手を挟まない木枠の保育室の戸、広い縁側、そして駐車場からのアプローチも整備され、雨に降られず玄関まで行けます。こんなすばらしい木の保育園を作ってくれたことにとても感謝しています。このすばらしい園舎に負けないよう、4月からは、子どもたちの健やかな成長を願い、保護者が安心して預けられ、地域のみなさんに役に立つ保育園を職員と力を合わせて作っていきたいと思います。