【静岡県】清水斎場が完了 9月の供用開始に向け富士山が見える喫茶コーナーも整備|建設ニュース 入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

建設ニュース、入札情報の建通新聞。[建設専門紙]
東京技能講習協会

ホーム > 特集 > 完成特集 > 【静岡県】清水斎場 建築工事が完了 供用開始は9月

 

【静岡県】清水斎場 建築工事が完了 供用開始は9月
〜静岡市〜

清水斎場

 

 静岡市清水斎場の建築工事が完了した。9月の供用開始に向け、現在は外構工事・植栽工事を行っている。
増加傾向にある火葬需要に備えるとともに、老朽化の進む既存の清水斎場を、厳粛性を備え、遺族や会葬者の心情に配慮した施設に再整備した。
新しい清水斎場は、既存施設の東側に近接する矢部地区県営畑地帯総合整備事業区域に創設された非農用地に建設、面積は約41,000平方メートル。
外観や内装、設備など会葬者への配慮が多数施されている。
まず、敷地入り口に立つと、東に富士山を仰ぎ見ることができる。
外観は、車寄せからの乗り降りの時、雨に濡れないよう軒を長くした。
一定温度にコントロールした水を循環させ、熱源を冷却または温調する装置・チラーユニットを屋上に設置した。これにより、1階ロビーのパネル空調機が室内温度をコントロールする。
火葬部門と待合部門は廊下でつながる形とし、炉数は8基に増やした。4部屋ある告別・収骨室には、それぞれ中庭を配し、調光に配慮しつつ、プライバシーは守れる工夫も施している。
待合室は8部屋。1部屋50人が入れるが、間仕切りをつなげることで多数の会葬者にも対応することができる。その他、授乳室、静養室、更衣室、キッズルームの他、富士山が見える喫茶コーナーも整備した。

 

現在は外構工事・植栽工事を行っている

軒を長くし落ち着きのある入り口

 

ごあいさつ

静岡市長 田辺信宏

 この度、新たな静岡市清水斎場の建築工事が完了しました。
新斎場は既存の斎場の施設に隣接した、緑豊かな日本平の北斜面に位置します。新斎場からは富士山と清水の市街地を望むことができ、眺望と自然環境に恵まれた立地となっております。
建築工事では、近隣の皆さまのご理解とご協力をいただき、無事に進めることができました。あらためて感謝申し上げます。

会葬者にとって利用しやすい斎場づくり

新斎場の特徴は3点あります。
1点目は、増加傾向にある火葬需要に備え、炉数は現在の6基から8基になった点です。これにより1日最大20火葬が可能となります。
2点目は、待合室がご遺族ごとの部屋となり、プライバシーに配慮された空間で葬送を行うことができる点です。また、告別と収骨は同一の部屋とし、会葬者にわかりやすい配置となっております。
3点目は、利用者の快適性の向上に努めた施設となっている点です。庭園ラウンジ、喫茶コーナー、キッズルーム、授乳室等が新たに設置されました。また、駐車場から建物、そして待合室まで段差なしのバリアフリーで移動できる建物になっております。
このように、最後のお別れの場に相応しく、これまで以上に会葬者の方にとって利用しやすい施設となっております。
なお、外構工事・植栽工事は引き続き行っており、供用開始は9月を予定しております。
今後とも皆さまのご理解とご協力をお願い致します。

    1階ロビー2階喫茶コーナー待合室屋上に設置したチラーユニット集塵機械室火葬炉は8基を整備告別・収骨室告別・収骨室2

 

 

工事概要

 

◇工事名:静岡市清水斎場
◇建設地:静岡市清水区北矢部字池川1481番他138筆
◇施 工:
・建築工事 鈴与・イハラ特定建設工事共同企業体
(工期 2015年10月21日〜2017年1月31日)
・電気工事 近和・杉浦特定建設工事共同企業体
(工期 2015年10月21日〜2017年1月31日)
・空調工事 靜甲・サンセイ冷熱特定建設共同企業体
(工期 2015年10月21日〜2017年1月31日)
・衛生工事 清水水道設備株式会社
(工期 2015年10月16日〜2017年1月31日)
・昇降機工事 東芝エレベータ株式会社
(工期 2015年10月23日〜2017年1月31日)
・火葬炉設備設置工事  太陽築炉工業株式会社
(工期 2013年10月10日〜2017年1月31日)

◇敷地面積:40,642u
◇構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て延べ4191u
◇施設概要
・火葬部門 告別・収骨室4部屋、火葬ホール、事務室、応接室、霊安室、火葬中央制御室、火葬炉室、集塵機械室など
・待合部門 待合室8部屋、待合ホール、庭園ラウンジ、喫茶コーナー、キッズルーム、授乳室、静養室、業者控室など


設計/株式会社山下設計(東京都中央区) 監理/大建設計株式会社(岐阜県岐阜市)

 

収録建設会社数は14万社!17年1月現在の経審データはこちら

東部
RX Japan
  • ワールドエンジニアリング
  • ダイナナ

PR

中京テレビ
電子版のお申し込みはこちら 新聞(宅配)のお申し込みはこちら

ログイン

ALINCO
システムズナカシマ

企画特集

  • <font color="#ff0000;"><b>[New]</b></font>川崎市まちづくり局特別企画 - 未来をつくる市内の建築物

    [New]川崎市まちづくり局特別企画 - 未来をつくる市内の建築物
    川崎市は7月1日に市制100周年を迎えます。その歴史の中で、数多くの公共・民間建築物がつくられてきました。川崎市を代表する公共建築物を中心に、施工した建設会社の担当者の思いを紹介します。

  • <font color="#ff0000;"><b>[New]</b></font>Catch-up

    [New]Catch-up
    働き方改革、デジタル化、カーボンニュートラル…。Catch-upでは建設産業を取り巻く話題、最新の法改正などの動向をタイムリーに紹介しています。

  • 連載「脱炭素のホンネ」

    連載「脱炭素のホンネ」
    改正建築物省エネ法の成立は、建築分野の脱炭素化に向けた大きな一歩となった。新築建物については種類を問わず、省エネルギー基準への適合が義務化されることとなった。だが、ある“難題”がまだ立ちはだかっている。

  • インフラメンテナンス 次の10年

    インフラメンテナンス 次の10年
    9人の尊い命を奪った中央道の笹子トンネル天井板崩落事故から10年がたった。国の調査委員会が「わが国において例を見ない」と形容したこの悲劇をきっかけに、インフラ保全の重要性が改めて強く認識され、日本のメンテナンス行政は大きく動いた。

  • いまから備えるインボイス

    いまから備えるインボイス
    2023年10月以降、事業者が発行する請求書等は適格請求書等(インボイス)になります。建設業もいまから対応に向けた準備が必要です。

入札情報をメールで受け取ろう!!

2,944機関
受付中案件数
2,747 件
本日の入札件数
0 件
昨日の新着件数
1,035 件
東京都|
千代田区|
中央区|
港区|
新宿区|
文京区|
台東区|
墨田区|
江東区|
品川区|
目黒区|
大田区|
世田谷区|
渋谷区|
中野区|
杉並区|
豊島区|
板橋区|
練馬区|
北区|
荒川区|
足立区|
葛飾区|
江戸川区|
八王子市|
神奈川県|
横浜市|
川崎市|
横須賀市|
茅ケ崎市|
平塚市|
小田原市|
相模原市|
大和市|
厚木市|
静岡県|
沼津市|
富士市|
静岡市|
浜松市|
愛知県|
岐阜県|
三重県|
名古屋市|
一宮市|
春日井市|
岡崎市|
豊田市|
豊橋市|
岐阜市|
四日市市|
津市|
大阪府|
兵庫県|
京都府|
滋賀県|
和歌山県|
奈良県|
大阪市|
豊中市|
吹田市|
高槻市|
茨木市|
枚方市|
寝屋川市|
八尾市|
東大阪市|
堺市|
岸和田市|
岡山県|
岡山市|
倉敷市|
香川県|
徳島県|
高知県|
愛媛県|
高松市|
徳島市|
高知市|
松山市|
入札情報 発注予定 建設会社 経審 特集 プレスリリース 商品案内 ネット広告 建設人 予算情報