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(2016/8/30)

 

【愛媛県】文化とこころがふれあうまちの実現を
〜砥部町のまちづくり〜

 

 「町民主役のまちづくり」を目指し、町民が笑顔で過ごせる環境づくりに取り組む佐川秀紀町長。4年目の町政運営に取り組む佐川町長に重点事業などを聞いた。

 

2016佐川秀紀町長に聞く


20160830佐川秀紀

◇砥部町の社会資本設備で遅れている部分は。
町民の皆さま方からのご支援を賜り、町政運営の舵取りを託していただいてから3年の月日が経過いたしました。まちづくりに携わる者として「相手を思いやる心」、「人に優しい心」、「すべてのものに感謝する心」を常に心に持ち、町民の皆さまが幸せを感じ、心優しく笑顔で過ごすことができるよう、職員と一丸となり知恵を出し合い、工夫を凝らしながら全力で取り組んでまいりました。
町長任期の最終年度となる2016年度は、町長就任時に掲げた五つの公約の成果を検証し、取り組みが十分でない施策についてはより一層の推進を図るとともに、これまで以上にスピード感を持って取り組んでまいります。
また、「砥部町まち・ひと・しごと創生総合戦略」で掲げました将来のまちの姿「文化とこころがふれあうまち」の実現に向け、人口、経済、地域社会の課題に一体的に取り組み、砥部焼の産地として、また、子育てに手厚く、さらに文化の薫るアートタウンとして、とりわけ若い世代に「住んでみたい」、「住んで良かった」と思っていただけるまちづくりに、不退転の決意で取り組んでまいりたいと考えています。
さて、少子高齢化が進む中、本町を取り巻く環境におきましても、町内の一部の地域において、民間のバス路線が廃止されるなど、高齢者等の交通弱者が増えています。町としましては、昨年度からこれらの地域を補完するため、乗り合いタクシーの実証運行を行っています。今後検証を重ね、実効性のある公共交通の確保に努めたいと考えています。
また、児童福祉の分野での充実も必要であると考えています。保育所、児童館、放課後児童クラブ、保健センターなど、子育て基盤は整備されているもののそれぞれの機能を有機的に結び付ける仕組みが必要であり、これからは子育て世代包括支援センターなどの整備や子供から高齢者までを対象とした福祉の中核的施設の整備に取り組んでまいりたいと考えています。


20160830砥部町学校給食センター完成イメージ


◇橋梁など道路インフラと公共施設の老朽化対策への取組みや災害への備え、防災体制の強化について。
南海トラフ巨大地震に備え避難活動や緊急救助活動をはじめ、物資の供給、諸施設の復旧等の応急対策活動を広域的に実施するため、緊急輸送道路の耐震化は重要な課題であると考えています。本町の緊急輸送路は、国道33号、国道379号、県道伊予川内線で、国道379号岩谷バイパスの早期完成については引き続き国・県への働き掛けを行ってまいります。
町内にある2b以上の橋梁については、長寿命化修繕計画に基づき順次修繕工事を行います。
また、老朽化の進む町営住宅についても計画的に修繕工事を行い、今年度は高市団地、久保団地および東団地の修繕設計委託を行います。

◇今後の主要事業について(公共下水道、上水道、道路整備、橋梁長寿命化、建物の耐震補強および改築、国体関連など)。
公共下水道は、11年4月に一部地域において供用を開始し、15年度末で84fの整備を終えました。普及率はおおむね25%で、今後も計画的な整備に努めます。
上水道は、12年から第8次拡張事業に着手し、今年度は紫外線処理施設の整備に必要な第2、第3、第4水源地の電気計装設備、機械および滅菌設備の改修工事を行い安心で安全な水道水の安定供給に努めます。
道路整備は、県道大平砥部線改良工事の早期完成に向け、積極的に国・県への働き掛けを行っていきます。
橋梁長寿命化は、長寿命化修繕計画に基づき、計画的に橋梁の修繕工事を進めていきます。
建物の耐震補強および改築では、砥部・広田の両給食センターを統合した「砥部町学校給食センター」を今年度中に建設し、子供たちの発育段階に応じた安全で安心な給食を提供できるよう、2017年9月の稼働に向け、万全な体制で取り組みます。
また、老朽化が進む中央公民館の耐震補強および改修工事を17年度に実施設計し、19年度からの施工を予定しています。
国体関連は、本町ではバドミントン競技が陶街道ゆとり公園体育館で行われます。今年度はリハーサル大会として11月18日から20日までの3日間、バドミントン日本リーグ2016とべ大会が行われます。現在、選手の控え室など仮設物の設置に向け会場設営業務を進めています。全国から訪れる選手・監督の皆さまを町民あげて、おもてなしの心でお迎えし、砥部町を全国に発信できる大会にしたいと考えています。

◇今後、特に注力する施策、重点事業は。
中央公民館の耐震化改修工事に併せて同施設を有効活用するための大規模改修を行い、老朽化の激しい麻生児童館、老人憩いの家など、子供から高齢者までが集う施設として総合福祉センター(仮称)の整備に取り組みます。また、これらの整備に併せて、子育て世代が安心して子供を産み育てることができる環境を整備するため、保健センターと連携した子育て世代包括支援センターの設置を計画するとともに、待機児童解消のため麻生保育所の建て替えに取り組みます。
教育施設については、予防保全の観点から計画的に修繕を進め長寿命化を図ります。今年度は砥部小学校の校舎大規模改修工事の設計を行い、18年度には、麻生小学校の校舎大規模改修工事の設計を計画しています。

◇期待や役割など含めて建設業者についての考え方について。
町内の建設業者につきましては砥部町の基盤整備と密接な関係にありますので、より質の高い工事等の施工を期待します。
また、自然災害時の初動、緊急的な対応をはじめ、積雪時の除雪など地元建設業者の果たす役割は非常に大きく、町民の皆さまが幸せを感じ心優しく笑顔で過ごせるまちづくりには、なくてはならない存在であると考えています。

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(2016/8/30)

 

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