岡山県北東部に位置し、田園風景に彩られた風光明媚な土地柄。古くからの伝統と文化に新たな産業が融合し発展を遂げてきた。「ほどよい田舎」と称し町の良さを伝える水嶋淳治町長。3期目を迎え、これからのまちづくりを語る。
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(2019/10/25)
【岡山県】住んでいて良かったと思える町に
〜勝央町のまちづくり 水嶋淳治勝央町長に聞く〜
――3期目の抱負を聞きたい。
子育て支援や健康づくり、産業の振興そして自然災害への備えなど、これまでに取り組んできた事業をさらに推進していきたい。特に教育関係には力を入れており、町の将来を担う子どもたちが不自由なく教育が受けられる環境を充実させる。
――町が抱える現在の課題は何か。
インフラ設備の更新がこれから20、30年間の課題になってくる。特に上下水道の更新が必要になるだろう。また、町北と町南の人口や経済圏に偏りが生まれているため、町全体の発展を見据えた政策が必要だ。
――主要ハード事業の現状は。
勝間田駅舎を東20b先の町有地に移転させる。2019年度末に完成させ、20年度には現駅舎の解体工事を発注し、駐車場や駐輪場を整備する。この他、通学路の交通安全を図るため、県道67号勝央勝北線と県道353号石生奈義線の歩道設置や拡幅を県に要望している。
――20年度から着手する新規事業は。
老朽化している勝間田保育園の移転新築に着手する。20年度から移転用地の取得などに動き出し、順次、設計や造成などを進めていく。また、国道429号へのアクセス道路となる町道美野小風呂線の開設を計画しており、用地買収を進めていく。
――地元建設業へのメッセージ。
後継者不足や公共事業の減少などで厳しい状況に置かれているが、大規模災害時の復旧などでは力をお借りしないといけない。まちの安全と安心、そして町の発展に連携を強めていきたい。
プロフィル 1952年12月6日生まれ。広島大学を卒業後、1978年に勝央町役場に採用後、建設課長、産業建設部参事、税務住民部参事、副町長などを歴任後、2011年に勝央町長に初当選。教育重視のまちづくりを掲げ3期目も力強い舵取りが期待されている。
(2019/10/25)
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