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【静岡県】見えてきた五輪への道
静岡県東部地区の東京五輪会場アクセス道路

 

 来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックを控え、静岡県が進めてきた「東京五輪会場アクセス道路整備事業」の完成が近づいてきた。国道136号バイパス江間インターチェンジのフルインター化、熱海大仁線の交差点改良、伊東大仁線のゆずりあい車線の設置などが進められてきた。そこで、各地区で実施されたアクセス道路整備事業を紹介する。

 

Cランプ(オンランプ)の施工状況(写真提供=静岡県沼津土木事務所)

 


■五輪開催前に江間ICフルインター化 【国道136号バイパス】

国道136号バイパス(伊豆中央道)では、江間料金所から南へ下った江間交差点の立体化を図るとともに、オリンピックアクセス道路整備として、江間インターチェンジのフルインター化を進めている。完成は2020年のオリンピック開催前を予定している。
フルインター化では、南側へ上るONランプ(延長285.3b)と北側へ下るOFFランプ(延長247.5b)を設置する。幅員は3.25b。登下坂側道に伴う法面工はほぼ完了している。フルインター化の事業費は16〜19年度で約12億5000万円。整備地は伊豆の国市南江間地内。
舗装工は静岡県道路公社が担当し、工事は一部発注済み。
アクセス道路整備に伴って、江間交差点の立体化では、市道長1029号線をまたぐ陸橋はすでに架けられており、橋面工を進めると同時に、北側の盛土工に着手した。南側の盛土についてはほぼ完了している。
オリンピックが終了した後は、交差点の立体化で設けた迂回(うかい)路(仮設道路)の撤去を行う。

 

十字交差点に改良した柏久保工区(写真提供=静岡県沼津土木事務所)

 


■バス安全運行へ交差点改良・拡幅が完了 【熱海大仁線】

県道熱海大仁線では、修善寺駅から会場まで観客を送迎するバスが安全に運行できるよう伊豆市柏久保工区で交差点改良を、伊豆市大野工区では道路拡幅を実施した。
いずれも10月4日から供用を開始している。同月6日に行われた東京五輪の自転車競技・マウンテンバイクのテストイベントでも道路が活用された。
伊豆市柏久保工区の整備は、延長130b区間でクランク状の交差点を十字交差点に改良した。2016年度に着工し、2019年9月に完成した。これによりバスが円滑な通行できるようになった。
伊豆市大野工区の整備は、延長340bにわたり道路を拡幅した。幅員を4bから7bまで広げ、バスがスムーズに擦れ違えるようになった。16年度から工事を進め、2019年5月に完成した。

 

整備が進む県道伊東大仁線・伊東市宇佐美地区(写真提供=静岡県熱海土木事務所)

 


■2カ所で「ゆずりあい車線」の整備進む 【伊東大仁線】

県道伊東大仁線では、上り勾配が連続する区間で、低速車両の追い越しを可能にする「ゆずりあい車線」の整備が伊東市宇佐美工区と伊豆の国市下畑工区の2カ所で進められている。
伊東市宇佐美工区では、延長約800bの整備を計画しており、そのうち東京五輪アクセス道路整備事業では約540bを施工する。残りの約260bの整備は五輪開催後に実施する予定だ。
2016年度に着工し、事業は順調に進められている。現在は谷側(下り)で拡幅工事の他、既設橋梁をボックスカルバートに改修する工事などを実施している。今後は、舗装工事を本年度内に発注する予定だ。
また、同工区ではアクセス道路整備事業の他、区画線工やガードパイプ修繕などの交通安全施設維持工事を実施し、来年に迫った東京五輪に向け安全対策を進めている。
伊豆の国市下畑工区では、ゆずりあい車線の設置で、全体延長400bのうち、延長300bの施工が完了。残り100bを本年度で進める。幅員は3bで上り車線に設ける。

 

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