土木に魅せられて 〜写真家・山崎エリナの見た世界〜K「まだまだ続く!現場ときめき探しと原点」
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世界40カ国以上を撮影してきましたが、世界を旅する時も、実はガイドブックを念入りに見たり計画したりぜず、その国を自分の足で「ときめく瞬間」に出会うまで歩き続けます。これだ!と出会った時のときめきは、信じられないくらい景色がキラキラと輝くのです。そのキラキラ輝く景色が現場にもあった!!
初めてインフラメンテナンスの撮影に訪れた福島県の除草作業の現場では、1メートルを超えるような雑草が生い茂る中、黙々と除草作業を前へ前へと進めていく。その真剣な姿が、なんともかっこいい!と、柵に体を乗り出して夢中に追いかけ撮影した興奮を今も鮮明に覚えています。
この除草作業の写真は現場撮影に魅了された「奇跡の出会い」。現場を撮影し続けて3年、振り返るとこの現場に出会えてなかったら、撮影してもらいたいというお声がけがなかったら、インフラメンテナンスの世界を知らずにいたかと思いうと、、、この出会いに感謝せずにはいられません。
日本のどこかでカメラを抱えて私が現れた時には、興奮して近寄り過ぎだよ!と思うぐらいカメラを向けてしまうかもしれませんが、お許しください(笑)。
この「ときめき」を原点にし、全国の現場のエキスパートの人達との出会いを楽しみに、今日もカメラ抱えて現場へGO!!
●写真は山崎エリナ写真集「インフラメンテナンス」(グッドブックス)より
執筆者プロフィール
山崎エリナ
写真家・ボーカリスト
兵庫県神戸市生まれ
1995年 渡仏。フランス・パリを拠点に3年間の写真活動専念する。
40カ国以上を旅して撮影。エッセイを執筆。
帰国後、国内外で写真展を多数開催、雑誌、雑誌連載、広告、 映像などで活躍。
海外での評価も高く、ポーランドの美術館Mangghaにて作品収蔵。
音楽家 坂本龍一氏、第72 回アカデミー賞にて名誉賞を受賞した映画監督アンジェイ・ワイダ氏からもその作品を高く評価された。
NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」ダイオウイカで話題なった自然番組にスチールカメラマンとして同行し深海撮影。
写真集に「Iceland blue アイスランドブルー」(学研)、「Saudade サウダージ」 (初版 ピエブックス)、「ただいまおかえり」(小学館)、「千の風 神戸から 〜天国のあの人へ〜」(学研)、「アンブラッセ 〜恋人たちのパリ〜」(ポプラ社)、「三峯神社」(グッドブックス)2019年「インフラメンテナンス 〜日本列島365日、道路はこうして守られている〜」(グッドブックス)
2020年 6月上旬「civil engineers 土木の肖像」、6月下旬「トンネル誕生」(同グッドブックス)
出版へ。
山崎エリナオフィシャルサイトhttp://www.yamasakielina.com
インスタグラム elina.yamasaki
oze.hinoemata.elinayamasaki