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【香川県】国道32号新猪ノ鼻トンネル工事 20年度供用目指す

新猪ノ鼻トンネル坑口(香川県側)


新技術、ICTを活用

香川県三豊市と徳島県三好市を結ぶ国道32号「新猪ノ鼻トンネル(仮称)」工事が2020年度中の供用開始を目指し終盤戦を迎えている。
8月11日には両県境で貫通式が行われ、両県の代表者は「生活面での利便性だけでなく、防災面においても重要なトンネル。1日も早い開通を願っている」と早期開通への期待の声を寄せた。
同トンネルは、国道32号バイパスとして整備を進める「猪ノ鼻道路」の一部区間で、両県境の阿讃山脈を貫く山間部トンネル。総延長は4187bで、完成すれば香川県、徳島県内では1番目の長さで、四国内のトンネルにおいても4番目の長さとなる。
施工は香川工区が佐藤工業、徳島工区が大本組が担当、16年2月に香川工区側から着工した。
佐藤工業の合歓垣誠司所長は、香川工区の施工延長2803b、仕上がり内空断面積が52平方bという「長くて小さいトンネル」の特長に対し、「技術面において掘削工程の確保と安全面では重機関連災害の防止を最重点課題と位置付け、ベルトコンベヤーシステムによるずりだし工法に着目。今まで採用が困難だった当該断面への適用性を新技術開発により確立し、工程確保と安全性向上の両立を実現した」と話す。
現在、施工中の大本組の谷本安弘所長は、「ビーコンを使った入坑管理システムなど情報通信技術(ICT)を活用して、業務の効率化を図っている。安全面においては健康KYと無記名ストレスチェックをいち早く取り入れ、職場環境の改善にも配慮している」と語る。
「トンネルが産業の活性化はもとより両県民の生活面や防災面などで重要なインフラであり、市民に身近に感じられるように工夫を凝らしている」という。
また、佐藤工業では地元団体とトンネル掘削土を利用した化石岩石観察会を定期的に開催、地域との協働による学術活動の充実を図っている。大本組は、事業目的やトンネル技術を展示した「情報館」を設置、地域住民とのふれあいも大切にしている。
今後、道路舗装や非常用施設などを整備、両県の連携強化や産業や生活道路としての大動脈である同トンネルの早期完成が待ち望まれる。

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