官民連携で進むインフラ維持管理 川崎市
2023年12月、ビルメンテナンス事業を営む和光産業(川崎市川崎区)のホームページに入札情報サイトが立ち上がった。サイトには市立小中学校の維持管理業務や修繕業務の入札公告が並ぶ。民間企業である同社が公共事業の発注業務に携わるのは、川崎市の「麻生区内学校施設包括管理業務」を受託したからだ。
業務は麻生区内にある全ての市立小中学校24校を対象とする。
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官民連携で進むインフラ維持管理 府中市
府中市は東京都のほぼ中央に位置し、面積29・4平方`の市域におよそ26万人が暮らす。甲州街道の宿場町として古くから栄え、大企業の生産拠点なども立地。とりわけ中央部にある「けやき並木通り」は市のシンボルだ。全国初の「道路等包括管理」はその周辺で2014年度に始まった。
市では高度経済成長期に道路をはじめ多くの都市基盤施設を整備。市民生活の根幹を担うインフラとして管理してきた。
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官民連携で進むインフラ維持管理 国土交通省
2023年11月、国土交通省による新たなインフラメンテナンス施策となる「地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ)」で、先進的な事業に取り組むモデル地域として、11者(地方自治体40団体)が選ばれた。群マネは、複数の市町村にまたがる一定区域内のインフラストックを「群」と捉え一体的にマネジメントするもの。
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