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JAPIC国土造りプロジェクト構想     A日光の交通改善

ゴールデンウィークや夏休み、秋の紅葉シーズンに激しい交通渋滞が発生する栃木県日光市の日光東照宮周辺を対象に、新たな駐車場整備とパーク・アンド・バスライドによる観光交通の流入抑制や、日光駅の交通拠点化によるにぎわいの創出などを進め、国際的な観光地としての魅力を高める。
 パーク・アンド・バスライドによる観光交通の流入抑制では、日光東照宮に近い稲荷川の対岸に駐車場を新設するほか、周辺の公共施設や民間施設の臨時駐車場を活用する。また、一部道路の一方通行化や、交差点の信号の規制の見直しなどによって流入交通を円滑化する。
 さらに、駐車場案内システムや、大型観光バス駐車場の事前予約システムの導入によって、駐車場利用を最適化する。
 また、JRと東武鉄道の日光駅前は、観光地の駅前であるにもかかわらず、にぎわいに乏しい。そこで、日光駅を交通拠点化するとともに、駅前から東照宮方面に向かう国道119号を、歩行者優先のトランジットモールにしてにぎわいを創出する。
 日光駅の交通拠点化では、日光・鬼怒川エリアの周遊観光を促進するため、EV・PHVカーシェアリングやシェアサイクル、EVバスなど低環境負荷の交通手段を提供するため、東武鉄道やJTBなどが行っている「NIKKO MaaS」と連携。東武鉄道とJRの駅を一体的に、次世代モビリティを考慮した交通ターミナルにする。
 また、日光宇都宮道路の日光IC周辺に、公共交通などに乗り換えられる駐車場を整備する。さらに、日光IC〜清滝IC間に新たなICを整備し、同様の駐車場を整備する他、経路分散して渋滞解消につなげる。
 =日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)国土・未来プロジェクト研究会の『国土造りプロジェクト構想』より=

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