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JAPIC国土造りプロジェクト構想     B鎌倉の交通改善プロジェクト

鶴岡八幡宮など歴史的遺産が豊富に存在する古都鎌倉は、年間2000万人の観光客が訪れる国際的観光地となっている。しかし、山と、由比ガ浜海岸や材木座海岸に囲まれた狭いエリアに観光客が集中し、休日には激しい交通渋滞が発生。市民の生活環境が悪化し、緊急車両の通行にも支障をきたしている。一方、相模湾に面し、津波対策の課題も抱える。
 交通渋滞への対策では、山間の切通し道路である、観光交通の複数の流入箇所への駐車場整備と、電気バスや小型モビリティを活用したパーク&ライドの導入を図る。さらに、ロードプライシングを中心とした交通需要マネジメント施策を講じる。
 また、海岸を走る国道134号を延長3キロにわたって地下化し、通過交通と地上の地域交通を分離して交通を円滑化するとともに、まちと海の分断を解消する。さらに、既存の由比ガ浜地下駐車場の収容台数を200台から500台に拡大する。
 国道134号の地下化に伴い、地上には地域道路を配置する他、歩道空間を広げてプロムナード化する。
 事業費は、国道の地下化に700億円、駐車場拡張に100億円を見込む。
 駐車場に関しては、駐車場予約システムなどを導入し、周辺の駐車場を含め利用を最適化する。
 また、津波対策では、海岸線に津波避難マウンドを設置。上部に防災拠点と地域施設を一体化させた施設を配置するなど多様に活用する。
 =日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)国土・未来プロジェクト研究会の『国土造りプロジェクト構想』より=

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