完成予想図(横浜市HPより)。町内会で使用する集会所など地域交流施設も整備する
【横浜】明和地所(東京都渋谷区神泉町9ノ6)は、横浜市から栄区笠間の土地を取得し、延べ床面積約1万平方bの分譲マンションを建設する。8月中に市と売買契約を締結。設計者と施工者を選定した上で2023年5月に着工する。完成予定は25年3月。
規模は鉄筋コンクリート造7階建て延べ9930平方b。3LDKを中心に134戸の住戸を設ける。地域交流施設として325平方bのスペースを確保。町内会で使用する集会所や子育て支援施設などを整備する。駐車場は機械式で52台、平置きで5台分を確保する。
この他、太陽光発電パネルやEV充電器、水盤、屋上緑化、グリーンカーテンといった、地球温暖化対策につながる施設や設備を導入する。
建設地は横浜市栄区笠間3ノ601ノ2他の敷地5676平方b。JR東海道本線・根岸線・横須賀線と湘南モノレールが乗り入れる大船駅から徒歩約11分という。
横浜市の価格固定プロポーザル方式による土地公募売却で、応募者3者の中から事業予定者として特定された。取得価格は12億6164万6151円。
審査では、地域に町内会が使用するスペースが不足していることを調べた上で、集会所をはじめさまざまな機能を備えた地域交流施設を取り入れた点を高く評価。環境への配慮や豊富な開発実績なども踏まえ、特定に至った。