アニメ産業集積拠点のイメージ
【高知】高知信用金庫(高知市はりまや町2ノ4ノ4)は、高知市中心部の電車通り沿いでのアニメ産業集積拠点ビル新築に9月に着工する。
規模は鉄骨造8階建て約2000平方b。2022年に高知市から購入した本町1丁目の土地と堀詰電停北側の大和証券から取得した自社所有地の計1310平方bに建設する。1階にイベント・ギャラリースペース、2・3階にスタジオやアニメクリエータ育成施設とワーキングスペース、4〜7階にオフィスや起業家育成施設などを設ける。同信金のサテライトオフィスも入り、資金面を含む創業支援や関連企業の誘致を目指す。工期は約2年で完成予定は27年7月。施設名称はアニメクリエイターラボ複合施設「GEAR」。外観は歯車をイメージした特徴的なデザインとなる。設計は依光・若竹・熊沢設計共同体(高知市)、施工は大旺新洋(高知市)が担当する。建設地は高知市本町1ノ2ノ7ほか。
同信金は県と高知市、南国市、須崎市と「高知アニメクリエーター聖地プロジェクト」の推進協定を締結しており、今春にも高知アニクリ祭りを開催するなど、同プロジェクトを推進している。アニメ産業の集積は県産業振興計画の重点テーマでもあり、今回の施設はアニメ産業の育成、コンテンツ関連企業の誘致、起業支援の拠点となり、若者雇用の受け皿や中心市街地のにぎわいにつながると期待される。