【兵庫・京都】阪急阪神不動産(大阪市北区芝田1ノ1ノ4)は、物流施設の「ロジスタ北伊丹」の建設工事に10月21日に着手した。また、「ロジスタ京都伏見」の建設準備を進めており、11月1日に開発工事に着手した。2件とも2026年夏の竣工と開業を目指す。
ロジスタ北伊丹の規模は鉄骨造4階建て延べ約3万2000平方b。最大4テナントの入居が可能なマルチテナント型物流施設として計画しており、1階と2階に計36台の10dトラックが接車できるバースを設ける。2階トラックバースへ直接乗り入れ可能なスロープタイプを想定する。荷物用エレベーターと垂直搬送機を4基ずつ設置。入居するテナントは現在未定で、随時選定するとしている。
建設地は兵庫県川西市久代1ノ39他(地番)で、敷地面積は約1万5000平方b。阪神高速11号池田線の川西小花インターチェンジ(IC)から約3・1`に位置する。
設計・施工は大和ハウス工業(北区梅田3ノ3ノ5)が担当。
ロジスタ京都伏見の規模は鉄骨造4階建て延べ約1万1300平方b。地上階に設置した駐車場としても利用可能なトラックバースに接車し、垂直搬送機などで2階以上に荷物を搬送するボックスタイプを想定。現在は建設工事の準備をしている段階で、荷物用エレベーターや垂直搬送機の基数は未定としている。
建設地は京都市伏見区久我西出町7ノ4他(地番)で、敷地面積は約5000平方b。名神高速の京都南ICから約5・9`に位置する。
設計は淺沼組(大阪市浪速区湊町1ノ2ノ3)が担当。施工者は現在未定としている。
阪急阪神不動産では、物流施設の開発について利便性の高さや高機能、地球環境や省エネルギーへの配慮などに対応。今回の2件はいずれもZEB Ready以上の環境認証の取得を予定している。