愛知県新体育館　概算事業費に３００億円｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

愛知県新体育館　概算事業費に３００億円

2019/6/11 中部

			いいね	ツイート
			0

外観イメージ

愛知県は６月11日、愛知県新体育館の基本計画（概要）をまとめ、公表した。総延べ床面積は４万３０００平方㍍、概算事業費は約３００億円を想定する。事業手法はＰＦＩ法に基づくＢＴＯ方式か、ＢＴ＋コンセッション方式のいずれかが望ましいとしている。工程計画では、２０２６年アジア競大会で利用できるよう21年７月から設計に着手し、24年度末までの完成を目指すスケジュールを組む。
　新体育館の建設予定地は、名古屋市北区名城１丁目の名城公園北園内。財務省の所有する土地で、管理者が名古屋市。第２種住居地域で、建ぺい率は60％、容積率は２００％。高度地区（31㍍）、第１種風致地区など。現野球場付近への配置を検討している。
　基本計画によると、主な導入施設の規模は総延べ床面積４万３０００平方㍍で、▽観客関連エリア＝２万３０００平方㍍、固定席１万１０００席（２～４階）、ＶＩＰ室15室程度、エントランス、コンコース、テナント（飲食、物販）、トイレなど▽競技面など関連エリア＝７５００平方㍍、メインアリーナ４５００平方㍍（可動席３０００席、仮設席１０００席）、サブアリーナ１５００平方㍍、多目的ホール１５００平方㍍
　▽選手関連エリア＝１０００平方㍍、更衣室、ウォームアップエリア、ドーピングコントロール室、医務室、浴室▽運営、メディア関連エリア＝１５００平方㍍、会議室、控室（運営室、会議室、委員長室、記録室、記者室、会見室など）▽施設管理関連エリア＝１万平方㍍、セントラルキッチン・パントリー、警備室、救護室、倉庫、機械室、事務室など―の内訳となっている。
　工程計画では、秋口から公募資料の作成に入り、20年度早々に事業者公募を開始する。同年末～21年第１四半期に協定・締結を結び、同年７月から設計に着手。翌22年７月に着工し、24年度末の完成を目指す。
　公表に当たり会見に臨んだ大村秀章県知事は、事業手法について「現時点でＢＴ＋コンセッション方式が有利だが、今後詳細な検討を行い、どちらかに決定する」とした。

この年の愛知県の発注予定案件

この年の愛知県予算情報

愛知県の公共事業ニュース

愛知県の行政・建設経済ニュース

愛知県の民間事業ニュース

愛知県の民間公募情報

愛知県の開発情報

愛知県の入札公示情報

愛知県の入札結果情報

愛知県の民間建築情報

愛知県の解体情報

このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。

PR

企画特集

[New]川崎市まちづくり局特別企画 - 未来をつくる市内の建築物
川崎市は7月1日に市制100周年を迎えます。その歴史の中で、数多くの公共・民間建築物がつくられてきました。川崎市を代表する公共建築物を中心に、施工した建設会社の担当者の思いを紹介します。
[New]Catch-up
働き方改革、デジタル化、カーボンニュートラル…。Catch-upでは建設産業を取り巻く話題、最新の法改正などの動向をタイムリーに紹介しています。
連載「脱炭素のホンネ」
改正建築物省エネ法の成立は、建築分野の脱炭素化に向けた大きな一歩となった。新築建物については種類を問わず、省エネルギー基準への適合が義務化されることとなった。だが、ある“難題”がまだ立ちはだかっている。
インフラメンテナンス　次の10年
９人の尊い命を奪った中央道の笹子トンネル天井板崩落事故から10年がたった。国の調査委員会が「わが国において例を見ない」と形容したこの悲劇をきっかけに、インフラ保全の重要性が改めて強く認識され、日本のメンテナンス行政は大きく動いた。
いまから備えるインボイス
2023年10月以降、事業者が発行する請求書等は適格請求書等（インボイス）になります。建設業もいまから対応に向けた準備が必要です。