渋谷区　千駄ケ谷Ｃビル建て替え　将棋移転｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

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建て替える千駄ケ谷センタービル

【渋谷】ヒューリック（中央区）は、渋谷区千駄ケ谷にある「千駄ケ谷センタービル」を建て替える方針を明らかにした。建て替え後の「千駄ケ谷センタービル」には、２０２４年をめどに渋谷区千駄ケ谷の「将棋会館」が移転する計画。今後、同社は渋谷区、公益財団法人日本将棋連盟（渋谷区）と連携して建て替えの具体的な内容を検討していく。既存の解体時期や新築する建物の工期、規模、設計・施工などの詳細は現段階で未定。
　既存建物の規模は鉄筋コンクリート造地下１階地上６階建て延べ１万１３５１平方�b。
　所在地は渋谷区千駄ケ谷１ノ18ノ５で、敷地面積は４５２７平方�b。
　同ビルは、民間企業の厚生施設、研修施設として利用されてきたが、10月末に閉鎖する予定。
　

<将棋会館、売却へ>

　移転に伴い、公益社団法人日本将棋連盟は、渋谷区千駄ケ谷２ノ39ノ９にある「将棋会館」の土地、建物を売却する。売却先や引き渡し時期については、現段階では明らかになっていない。土地、建物の売却費を移転費に当てるという。
　現会館にある日本将棋連盟事務局、対局室、道場、売店などの全てを移す予定。２０２４年の移転完了を目指す。
　現在の所在地の面積は８２０平方�b。用途地域は第二種中高層住居専用地域で、建ぺい率60％、容積率３００％。第一種文教地区に指定されている。
　現会館は地下１階地上５階建てで、築43年。老朽化が課題となっていた。建て替えも検討したが、建築基準法の制限で、建て替え後の建物規模が既存より小さくなるのを避けるため、移転する方向でこれまで議論を続けていた。