土木学会 鉄道インフラメンテを見える化
2019/8/27
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土木学会の林康雄会長
土木学会(林康雄会長)は、2019年度の会長特別委員会として設置した「インフラメンテナンス(鉄道)特別委員会」(委員長、林会長)の第1回委員会を26日に学会で開いた。鉄道のメンテナンスについて現状を分析。その仕組みや体制について「見える化」する。また、働き方改革などの土木を取り巻く社会情勢の変化を踏まえて、将来の鉄道のメンテナンスのあるべき姿を検討し、情報発信する。
2012年12月に発生した笹子トンネルの天井板落下事故を重く受け止めた土木学会は、社会インフラの現状を広く国民に知ってもらい、その維持管理・更新の重要性や課題について認識してもらう必要性があるとの考え、16年に橋梁、トンネルを含む道路部門を対象とした『インフラ健康診断書』を作成し、公表。17年には河川、下水道、道路―の3部門について、18年には港湾、道路―の2部門について評価。その結果を『インフラ健康診断書』として公表している。
土木学会は、これまで公表してきたインフラ健康診断書を取りまとめ、20年に公表したい考えで、エネルギーインフラと通信インフラについても健康診断が可能かどうか、引き続き検討を進める。
インフラ老朽化の評価指標の基準化や技術開発についても米国土木学会など海外の学会・学術団体と意見交換や議論を行っていくことにしている。
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