豊中市 ローズ球場改修設計は入札中止
2019/11/12 大阪
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豊中市立豊島公園野球場の改修イメージ
豊中市は、市立豊島公園野球場(豊中ローズ球場)の改修を計画している。2022年度の着工を想定しており、19〜20年度の2カ年で基本・実施設計を行う。21年度までに関係者協議などを経て着工する見込みで、工期は2カ年程度を想定する。オープン時期は現段階では公表していない。11月12日に改修設計の一般競争入札を行い、大建設計大阪事務所(大阪市西区)を落札候補者に決めたが、その後の調査で同社に入札参加資格がないことが判明、同入札は中止となった。概算総事業費は約26億円。
改修では観客席数を現行の1182席から3324席(車いす用20席を含む)に増やし、防球ネットの高さを18bから30bに上げる。夜間照明6基を改修し、バックスクリーンとスコアボードをフルカラーLEDとする考えだ。
また建物内施設として本部室をはじめダッグアウト、放送室、記者室、審判員室、シャワー室、多目的トイレなどを更新し、1、3塁側に屋内ブルペンを新設。バックスリーン下と1、3塁側内野スタンドスロープの下に防災倉庫を設置し、緊急災害時の一時避難所としての機能を備える。防災倉庫の規模については設計の中で詳細を決める。
同球場は1968年にオープンし、96年にナイター設備を備えた球場としてリニューアルした。夜間照明などが老朽化していることに併せて、豊中が高校野球の前身である全国中等学校野球大会の第1回大会が行われた「高校野球発祥の地」であり、18年夏に高校野球が第100回大会を迎えたことを契機に大規模改修を行うことにした。
所在地は豊中市曽根南町1丁目の豊島公園内。野球場の面積は1万5260平方b。
基本計画はウエスコ(大阪市中央区)、敷地測量は森本測量設計(豊中市)が担当。
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