大阪府内の建築展望―島本町・能勢町
2019/11/25 大阪
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建て替えられる島本町役場
2020年度以降の工事発注案件として、島本町は「新庁舎建設」、能勢町は「旧歌垣小学校改修」を予定している。
島本町は、築40年が経過し老朽化した町役場庁舎を建て替える。設計と施工を分離発注し、19年度の基本・実施設計の着手に向けて現在発注調整を進めている。基本・実施設計を20年度末までに完了させ、21年度から建設工事に着手。22年度内の新庁舎完成、庁舎機能を移転後に現庁舎の解体に着工し、駐車場・外構工事を含めて23年度内の全体完成を見込んでいる。
19年度に「島本町新庁舎建設基本計画」を策定した。この中で新庁舎の構造は鉄筋コンクリート造や鉄骨造の採用を基本とし、それらの組み合わせも視野に入れ最適な構造とするとしている。また耐震性の確保やコスト面から耐震構造を採用する見込みだ。
規模は職員・議員数などを考慮して基準面積を4400平方bとし、防災機能などの付加機能面積1100平方bを合わせた5500平方bとする予定で、階高は4〜5層を想定する。
建設地は桜井2ノ1ノ1の現庁舎南西側の駐車場敷地。
基本計画策定業務はニュージェック(大阪市北区)が担当。
能勢町は、町の東地区の福祉拠点として活用するため旧歌垣小学校を改修する。20年4〜5月に工事の制限付き一般競争入札を公告する予定だ。20年7月に着工し、21年3月の完成を予定している。
同校は16年に廃校となり、町は活用策を検討していた。校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1900平方b。診療所とデイサービスが入居し、併せて町役場の窓口機能と、催し会場などに使用する貸部屋を備える住民サービスセンターを備えた複合施設とする。
所在地は能勢町倉垣993ノ2。
旧歌垣小学校再編整備の実施設計工事監理業務は山田綜合設計(大阪市中央区)が担当。
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