新宿区 新宿中央公園 眺望のもりを整備
2019/12/6 東京
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眺望のもり(左)と新宿白糸の滝(右)
新宿区は、新宿中央公園の北エリアで新たに「眺望のもり」を整備する計画で、2020年度予算に1億9990万円の整備費を要望している。緑地の一画を人がくつろげる空間となるようデッキを新設。合せて隣接する既存の「新宿白糸の滝」を改修する。また21年度以降の工事に向け、西エリアの設計を委託する方針だ。
「眺望のもり」は、公園正面入り口にある「水の広場」から西側に位置する約7200平方bで、現在は中低木が茂る緑地となっている。「眺望のもり」から東側を見ると新宿副都心4号街路に沿った高層ビル群が立ち並ぶことから、これらを展望できる新たなスポットを整備する。
「眺望のもり」の内部は東側と西側に分け、東側にはビル群を眺めるデッキを整備。西側は緑と親しむことができる広場状の空間とする。整備に当たっては、既存の樹木をできるだけ生かしながら、四季の変化が感じられるように一部で常緑樹から落葉樹への植え替え、老木の整理などを行う。また周囲の園路のアスファルト舗装を打ち換えるとともに、「眺望のもり」を南北に通行できる遊歩道を新たに設置する予定だ。
「新宿白糸の滝」は、「眺望のもり」の東側に所在し、老朽化が進んでいることから滝の壁面やポンプ設備、照明設備などを改修し、水の流れの演出効果を高める。基本・実施設計はグラック(中央区)が担当。
<西エリアで設計に着手>
西エリアは「ちびっこ広場」として、大型のコンクリート滑り台、ブランコ、砂場の他、18年度に導入したアスレチックやチューブスライダーなどが一体化した複合遊具を設置している。複合遊具以外は老朽化しており、幼児や乳幼児が安心して遊ぶことができる広場となるように改修する。さらに西エリアへのアクセスが悪いため、南西部に入口を新設する予定だ。
区は17年に「新宿中央公園魅力向上推進プラン」を策定し、老朽施設の改修やユニバーサルデザイン化、樹木の整理などを順次進めている。所在地は西新宿2ノ11。
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