建築保全労務単価 全国平均2・9%増
2019/12/11
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国土交通省は、官庁施設の建築保全業務の積算に使用する「2020年度建築保全業務労務単価」を発表した。1日(8時間)当たりの「日割基礎単価」は全国全職種平均で前年度比2・9%の増加となり、8年連続で上昇した。新単価は20年度の建築保全業務から適用する。
建築保全業務の日割基礎単価は、基本給与相当額、基準内手当(家族手当、住宅手当、通勤手当など)、臨時の給与(賞与)で構成。時間外・休日労働などの割増賃金や法定福利費(事業主負担分)、一般管理費等などは含まれていない。
日割基礎単価の上昇率は、「保全技師・保全技術員等」が2・4%増、「清掃員」が3・6%増、「警備員」が3・3%増といずれも前年度を上回っている(いずれも全国平均)。
全国一律で設定する割増基礎単価率は▽保全技師T9・6%▽▽保全技師U10・1%▽保全技師V9・5%▽保全技師補9・4%▽保全技術員9・5%▽保全技術員補10・1%▽清掃員A10・3%▽清掃員B11・2%▽清掃員C11・2%▽警備員A9・7%▽警備員B10・0%▽警備員C10・4%―となった。宿直単価は3900円。
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