国立劇場「建て替えが適切」
2019/12/24 東京版 掲載記事より
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国立劇場の現況
国立劇場の再整備を検討している文部科学省や国土交通省などで構成するプロジェクトチームが、「建て替えが適切」とする中間報告をまとめた。施設を管理する日本芸術文化振興会は現在、再整備に向けた基本計画の策定作業を進めており、中間報告の内容を反映していく。
国立劇場(千代田区隼町4ノ1)は、本館の開館から53年が経過するなど、老朽化が進行している。日本芸術文化振興会は16年度にいったん、増減築を伴う大規模改修基本計画を策定したが、18年度に計画の再検討に着手。民間収益施設の併設も視野に入れた新たな計画を策定するとの方針の下、香山壽夫建築研究所に委託し、現在、新たな基本計画の内容を検討している。
プロジェクトチームには文科省と文化庁、内閣官房、日本芸術文化振興会などで構成。中間報告では、強化すべき劇場の機能として、伝統的な雅楽舞台の再現や、高さのある大道具を使用することを可能にする可変機構の導入▽カフェやレストラン、ショップの整備▽皇居外苑や三の丸尚蔵館、国立近代美術館など皇居周辺の文化施設との連携▽周辺の景観との調和―などを盛り込んだ。
こうした機能を実現するには、16年度の基本計画で提示したような大規模改修工事では対応が困難になると指摘し、建て替えを求めた。
中間報告ではまた、観客サービスの向上やにぎわい創出の観点から、民間事業者の提案・ノウハウを取り入れるよう要請。再整備に伴う休館を可能な限り短縮し、周辺の劇場の休館状況を踏まえながら整備スケジュールを検討する必要があるとした。
国立劇場は本館と演芸場、伝統芸能情報館、事務棟など17棟で構成している。延べ床面積は合計3万5563平方b。敷地面積は3万1244平方bで、建ぺい率50%、容積率500%。
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