茨木市 安威川ダム周辺整備事業者を公募
2020/2/5 大阪
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キャンプ場などの整備が想定される
本体工事の完了を2022年春に控える安威川ダムについて、ダム周辺整備事業を検討してきた茨木市は、官民連携(PPP)事業として事業候補者を募集する。
事業スキームは、市が事業者に公共の公園施設の設計、施工、監理を一体発注し、管理運営を委託。また都市公園の設置管理許可制度を活用し、事業者にも民間の公園施設を設置させる。
市の予算額の上限は10億円(税込み)で、事業者には民間投資と合わせた総投資額に基づいた公共・民間の公園施設の提案を求める。事業期間は約20年間を目安とし、今後の協議で定める考えだ。
参加条件は、建築または土木一式の経営事項審査を受けている単独・グループ企業であることなど。参加資格審査書類を2月21日まで受け付け、同月28日に通知する。提案書類を4月17〜30日まで受け付ける。受付先は都市整備部北部整備推進課。
5月に事業候補者を決め、6月に基本協定を締結。その後は事業協議を経て、21年3月までに契約を締結する。公園施設の設計・施工には21年4月から掛かり、23年秋ごろに完成、供用開始するスケジュールを想定している。
昨年策定した安威川ダム周辺整備基本構想で、市の拠点施設をはじめ、カヌーなどの水上アクティビティ施設、キャンプ場、カフェ・レストラン、物販施設の整備などを提示。ダム周辺の活用可能エリアについては、ダム事業区域内110f(うち30fはダム施設管理上使用できない)と現在民有地のダム事業区域外の事業用地3〜6fについて4ゾーンを設定し、活用例を示している。
市は安威川ダム周辺を「北部地域におけるハブ拠点」と位置付け、地域活性化の起爆的な役割を期待している。
安威川ダムは1967年の北摂豪雨を契機に事業着手した堤高76・5b、堤頂長337・5bのロックフィルダム。22年春の本体完成・試験湛水(たんすい)を予定している。
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