UR・三菱地所ら コモレ四谷が完成
2020/2/21 東京
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北西側を俯瞰したイメージ。UR都市機構提供
UR都市機構が事業パートナーの三菱地所(千代田区)、第5メック都市開発特定目的会社(三菱地所、阪急阪神不動産、太陽生命保険が出資するSPC)と進めてきた「四谷駅前地区第一種市街地再開発事業」のうち、「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」が完成した。今後、広場の整備を進めるとともに商業店舗を順次オープンし、夏に街びらきする予定。
同事業は、JRと東京メトロ各線が乗り入れる四ツ谷駅前にある敷地約2・4fの大規模再開発。「コモレ四谷」の規模は鉄骨造地下3階地上31階建て延べ13万9600平方b。オフィスと商業、分譲住宅、教育施設、公益施設の用途で構成する。
オフィスにはLINE(新宿区)などが入居する予定で、全25フロアのテナントが決定済み。
商業ゾーンは全部で39店舗。食品スーパーのライフや郵便局、クリニックなど、ビジネスユースだけでなく地域住民向けのテナントをそろえる。
住宅部分は全60戸あり、このうち権利床は41戸。残りの住戸は今後、間取りや価格など詳細を公表し、分譲する。
地下にはスポーツや講演会に利用できる多目的ホールと音楽室、会議室を整備。地域に開放する。
この他、広場空間を2カ所・合計5000平方b確保。災害時には帰宅困難者の一時滞在場所と地域住民の一時集合場所として機能する。
建設地は新宿区四谷1ノ6。従前は財務省官舎や旧四谷第三小学校など、公有地が敷地の約3分の2を占めていた。UR施行の市街地再開発事業として初めて事業パートナー制度を活用し、13年に公募で三菱地所と第5メック都市開発特定目的会社を選定した。
基本設計を日本設計・三菱地所設計JVが、実施設計・施工を大成建設(新宿区)が担当した。
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