葛飾区 コロナ関連/契約変更で感染対策費
2020/5/11 東京
いいね | ツイート | |||
0 |
葛飾区は、緊急事態宣言の期間延長を踏まえ、受注者が感染症対策を実施した際の経費の計上方法を検討する。契約変更によって柔軟に対応する方針で、5月中に公告する予定の夏休み工事については、授業再開の状況と合わせて実施を見極めていく考えだ。
国や東京都が示したガイドラインには、感染症対策としての道具の活用や行動様式を示しているものの、経費の算出根拠は既存の積算基準などの範囲内にとどまる。区としては、入札に当たって事前公表する予定価格に感染症対策費を盛り込みたいところだが、マスクや消毒液などの妥当な算定基準が存在しないことや、感染対策に対応した積算作業が現場ごとに異なるため、現実的には難しいとしている。このため、事後に契約変更というかたちで経費に算入できるよう柔軟に取り組んでいく考えだ。
学校の施設改修など夏休み期間に実施する工事については、契約変更を行う前提で5月から公告していく方針。一方、教育委員会では、教育時間確保のための夏休みや土曜日の授業実施を検討している段階で、状況によっては発注取りやめも視野に入れているという。
仮に夏休み工事が発注取りやめになった場合には、同予算を他の案件のコロナウイルス感染対策費などに充てる案が挙がっている。
この年の葛飾区の発注予定案件 | この年の葛飾区予算情報 |
特集コーナー
このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。