国交省浜松 天ダム再編で地質調査など予定
2020/5/26 静岡
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佐久間ダム
国土交通省浜松河川国土事務所は、天竜川ダム再編事業の一環として佐久間ダム=写真=(浜松市天竜区佐久間町)に堆積した土砂を下流に流すベルトコンベヤーの設置に向け、地質調査などに着手する。今年2月に堆砂対策計画が検討委員会の了承を受けたことから、地質調査や設計などを進める方針だ。
同事業は、天竜川流域の水害防止や遠州灘海岸の浸食抑止を目的に2004年度に着手した。12年度に土砂を流すトンネルをダム湖に作る当初の計画の見直しを決めた後、さまざまな手法を検討し対策計画を決めた。
新たな対策計画によると、ダム湖の浚渫とダム上流の浅瀬での陸上掘削で年間49万立方bの土砂を取り除く。浚渫した土砂は原田橋(同)の上流約1`に整備する仮置き場に置く。仮置き場まではベルトコンベヤーで土砂を運ぶ。仮置き場は延長約1`のコンクリート製の囲いで、最大71万立方bを収容可能。大雨などでダムへの流入量が増えた際に仮置き場に放流水を流し土砂を下流に流す。年間約28万立方bの土砂を天竜川に流す予定だ。流れた土砂が佐久間ダム下流にある秋葉ダムに堆積するのを防ぐため、佐久間ダムと連動して秋葉ダムの排砂ゲートも開放する。
20年度は、ダム湖と仮置き場をつなぐためダムの護岸に設置するベルトコンベヤーの整備に向けた地質調査などを予定している。今後、委託年度は未定だが概略設計や詳細設計を行った後、工事着手する意向でいる。
同事業は当初、21年度末の事業完了を目指していたが完了が困難とみて、事業期間延長に向けて関係機関と調整を進めている。
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